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第2話

序章
あなた

あぁぁぁぁぁッ
もうやってらんない

…私は菖蒲あなた
今年、アパレル会社に就職したばかりの初々しい社会人
昔から服を作ったりするのは得意だった。

〝得意なものを仕事に出来るって幸せなんだ。〟

そう、母さんがよく言ってた…らしい。
だから私もって…思い切って面接を受けると合格した…。
だけど、そこからが最悪だった。
上司はセクハラ紛いな事ををするだけで一個も仕事を回してくれない。
なのに先輩には「働かなくてお金が入るなんて幸せよね」と言われる。
私がなりたかったのはバリバリ仕事をするキャリアウーマンなのに…。
そう思うとむしゃくしゃしてきて、冬の夜空の下でおでんと酒を喉に流した。
流石に寒かったから、酒が入ったまま、家路を急いだ…。
足元は雪で真っ白、転けないようにしなきゃな
あなた

あぁぁぁぁッ
ほんとやってらんない。
戦国時代とか行ったらもっと面白いこと起こるかな…。
ほんと…戦国時代に行きたい…。

??
その願い…聞き入れた…。
…突如、知らない男とも女ともとれる声が聞こえた。
あなた

ッ⁉︎
だ、誰⁉︎

…私は怖くなって、前を向き、叫んだ。
すると、私の前に立っているのは、真冬にも関わらず、花が咲き乱れている桜だった。