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第3話

男の子
同僚
ねぇ知ってる?
あなた

何を〜?

これは、私の同僚が半年で寿退職する前の話…。
因みに、同僚はとても有名な科学者と結婚しました。
どこで出会ったんだか…。
もう、同僚ってのは、高校から大学までの同級生なんだけれど、昔から何をしでかすかわかんない子だった…。
おっと、話が逸れるところだった…。
その時、話されたのが〝叶桜〟についてだった。
同僚
この世の中のね、何処かに願いを叶える桜があるらしいの…。
物凄く遠くにあるとも、身近な所にあるとも言われているのよ…。
その桜はね、とても綺麗な桜らしいよ。
あなた

…?
万年桜?

同僚
それは有名なお話でしょ‼︎
それに万年桜は枯れないだけだし…。
で、その桜の名前は〝叶桜〟
一面、雪景色の中に静かに満開の桜を咲かせるらしいよ。
あなた

…ふーん。
何処からきいてきたのかねぇ。
そんな話…。
きっと嘘だから忘れちゃいなよ。

嘘のはずだった…。
なのに…。
あなた

なんで、目の前に咲いてるのよ‼︎

??
…えぇと。
咲いているからです。
男とも女とも取れない声はそう答えた。
あなた

正論だけどッ…。
…悪かったわ。少し取り乱したの…。
あと、少し聞きたいことがあるの…。

??
なんでも言って‼︎
あなた

ここは何処ですか?

??
…内緒
あなた

じゃ、あなたは誰ですか?

??
…内緒
あなた

なんで、私がここにいるんですか?

??
…それも内緒
あなた

なんでも聞いてって言ったじゃんッ‼︎

私は腕を体の下の雪に叩きつけて叫んだ
すると、声はきょとんとした様子で答えた
??
誰も答えると言ってないよ?
それを聞いて私は
あなた

(このクソガキがッ)

と思ったが…それは置いておく。
??
ねぇ、ほかに質問ないのぉ?
あなた

じゃぁ、最後の質問

私は何処に行くの?

??
ふふっ
やっと来たかぁ
僕が答えると決めていた一つのこと…

キミは…社畜になりたいんでしょ?
そして、忙しい戦国時代に行きたい…
あなた

そ、そうよッ‼︎
て、あなたなんで知ってるの⁉︎

??
僕はかわぁいそうな人を助ける優しいコだからね‼︎

それにもっと知ってるよ

キミは学生の頃、戦国時代が好きだったんだろう
日本史の授業の前は五分前には席について教科書を読んでたねぇ

つーまーりーキミは歴史オタクだ‼︎
どぉ?
外れた?
この声はヒトの痛い部分をついてくる。
もういいわ。
この後、会社に戻れないなら猫も被らない。
あなた

そーよ‼︎
好きよ‼︎
何か悪い⁉︎
織田信長〝様〟ッ‼︎
格好良すぎるでしょッ‼︎

??
う、うん…
あなた

武田信玄…上杉謙信…。
甲斐の虎と越後の龍よ…。
渾名さえ格好良い‼︎
ていうか、上杉謙信といったら上杉景勝よね‼︎
それに上杉謙信は〝軍神〟…。
つまり神なのよ‼︎
もっと皆んな、敬うべきだわ‼︎
他にも伊達政宗…。
独眼竜…やばい格好良すぎるでしょ‼︎

??
…はーい、ストップッ‼︎
今から飛ばすからね‼︎
あっちについたら僕を探して‼︎
そういった直後、私の体が浮いた。
飛ぶ前に、名前聞いとかなきゃッ‼︎
探せなくなる‼︎
あなた

あなた名前は⁉︎

??
か…
いや、水連
叶、水連‼︎
ちゃんと探せよ、あなた‼︎
私の名前…呼んだ…。
なんだ、アイツ…。
やっぱりガキじゃん

飛ぶ前に見えたアイツの顔はまだ幼さの残った男の子の顔だった…。