第15話

黒の剣士とのボス討伐
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2021/12/26 07:29
キリトとパーティを組み、早数日が経った。
あなたのゲーム内の名前
「なぁキリト、そろそろボスクラスをやりにいかねーか?」
キリト
「おいおい…どんだけボス討伐したいんだよ…そりゃああなたのゲーム内の名前となら全然行けると思うけど。」
キリトとパーティを組むことで、難しいクエストやモンスターに挑むことが出来る。ソロでは味わうのが難しいことをポンポンやれるのだ。
あなたのゲーム内の名前
「じゃ行こーぜ!」
俺はキリトを引っ張り、フィールドボスが現れるクエストへ向かう。
すると早速MOBが湧いた。およそ20ちょい、キリトと10ずつ分けてやることにした。
あなたのゲーム内の名前
「ふっ!せいっ!うらァっ!」
俺はあちこち飛び回り、MOBを翻弄し、ソードスキルを使わずに攻撃力を上げていく。
キリト
「(すごい…!やっぱりあなたのゲーム内の名前はSAOの中じゃ別格だな、確かに2人なら楽勝かもな。)」
ほんの十数分程度でMOBは狩り尽くした。いよいよボスのご登場だ。現れたのは超デカイクマっぽいなんかすごいモンスターだ。
あなたのゲーム内の名前
「キリト!俺が突っ込むから、スイッチ頼むぞ!」
キリト
「分かった!」
俺は一直線に突っ込み、モンスターの攻撃をパリィする。
キリト
「(!?ソードスキルを使わずにパリィを!?)」
「うおぉっ!!」
キリトはソードスキルを使いボスに斬り掛かる。ボスはよろけたもののまだまだ元気だ。
あなたのゲーム内の名前
「まだまだいくぞ!うらァ!!」
キリト
「スイッチ!はあぁ!!」
俺達はそのまま連撃を繰り出し、ボスを圧倒していく。そしてボスのHPバーがレッドゾーンへと入る。
あなたのゲーム内の名前
「ここだ!キリト!スイッチ!!」
キリト
「うおぉっ!」
インフィニティ・クリムゾンで高めた攻撃力。その全てを乗せて叩き込む。4連撃ソードスキル、バーチカルスクエア。
あなたのゲーム内の名前
「ぉぉおおおおぉっ!!」
ボスは目を見開き、弱々しい鳴き声を上げ崩れた。
キリト
「やった!」
あなたのゲーム内の名前
「いよっしゃあ!!」
俺はキリトに駆け寄り、ハイタッチをする。パァンという気持ちのいい音が鳴り響いた。
あなたのゲーム内の名前
「まさかホントに2人でいけるとは」
俺は笑いながら冗談を飛ばす。キリトはもっと強さを自覚しとけよと釘を刺してくる。
するとキリトにメッセージが届く。差出人はアスナのようだ。どうやら明日、ボス攻略に挑むらしい。
キリト
「あなたのゲーム内の名前も行くよな?今の層のボスは情報が少ない。少しでも戦力がいるって話だし。」
あなたのゲーム内の名前
「あぁ〜…一緒には無理だな…すまんまだやらなきゃいけないことがあってよ…」
キリト
「今回は来れないのか?」
あなたのゲーム内の名前
「いや、遅れるけど、なるべく早く合流するよ。」
やり残し、それはクエストだ。そのクエストには特別何かがあるという訳ではない。だが、何か予感がするのだ。やっておかないとと自分の中の何かがそう言っている。
あなたのゲーム内の名前
「そういう訳で、よろしく頼むな。なるべく早く合流したいし、もう行くわ。」
キリト
「分かった。それじゃあな。」
あなたのゲーム内の名前
「おう。」
そうして俺はキリトと別れ、クエストに急いで向かうのだった。

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