第19話

野武士の仲間入り?
1,073
2022/01/20 06:31
現在アインクラッドは73層まで攻略されている。そして今74層の攻略を進めているところである。
あなたのゲーム内の名前
「な〜んでこうなったんだっけ…」
目の前には、クラインとクライン率いるメンバー、風林火山の面々がいる。
クライン
「うぉ!?やべ!だァ〜!」
あなたのゲーム内の名前
「何やってんだ…」
クラインは見れば分かるであろう罠に引っかかり、めちゃくちゃ慌てまくっている。
あなたのゲーム内の名前
「おいクライン!何回も言ってんだろ!んな見え見えの罠に引っかかんなよ!」
クライン
「いや〜そうは言ってもよ、ゲーマーとしての魂が疼くっつーかよ。」
メンバー
「まぁまぁ、クラインはあーいうとこあるから気にすんなって。」
風林火山の他のメンバーたちが俺を宥める。別に罠に引っかかるのは構わないのだが、誘っておいて、バカやりまくられるとさすがに来るものがあるのだ。
あなたのゲーム内の名前
「真面目にやんねーなら帰るぞ。それとも置いてこーかな。」
クライン
「うぇ、わ、悪かったよ…そんなに怒んねーでくれよぉ…」
あなたのゲーム内の名前
「わかったわかった…何度も罠に引っかかられて、ヒヤヒヤするこっちの身にもなれよな…」
SAOにおいて罠は命取りになりかねない。いくら俺や他のメンバーがいるからって助けられるとは限らない。
あなたのゲーム内の名前
「ダチに死なれると夢見が悪くなるからな…」
クライン
「!お前ぇ〜…!そんなに俺の事心配してくれてんだなぁ〜…!」
クラインは俺に抱きついてギャーギャー騒ぐ。
あなたのゲーム内の名前
「ふんっ!」
俺はクラインの腹に肘をねじ込みぶっ飛ばした。
クライン
「ぐえぇっ!?ぶへ!何も殴んなくてもよ〜…」
あなたのゲーム内の名前
「しっかりしてくれよ…大人だろ…て、モンスター出たぞ。気ぃ入れろよ!」
メンバー達
「よっしゃ!やるぜ!」
俺が最初に斬りこみ、敵の剣を跳ね上げる。すぐさま他のメンバー達とスイッチし、攻撃してもらった。
あなたのゲーム内の名前
「いいぞ!スイッチ!」
メンバー
「オラァっ!」
あなたのゲーム内の名前
「ふんっ!せいっ!クラインいくぞ!せあぁっ!スイッチ!!」
クライン
「俺様の渾身の一撃!喰らえ!!だりゃああああっ!」
クラインのソードスキルが見事に決まり、モンスターはか細い鳴き声を上げ消える。
あなたのゲーム内の名前
「やったな。」
クライン
「いよっしゃ!」
手を合わせ、パンっと気持ちいい音が響く。他のメンバー達とも手を合わせる。
あなたのゲーム内の名前
「クライン、お前はそうしてりゃかっこいいのによ、変なことすっからもてねーんだぞ。」
クライン
「うぐぅっ!?余計なお世話だチキショー。」
そんなこんなで、しばらく狩りを続けたのだった。

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