帰ってきてあなたを抱きしめた
そしたら、ジミニヒョンの匂いがした
なんで?あなた、ヒョンといたの…?
ジミニヒョンは俺のサークルの先輩で何かと俺にちょっかいをかけてくる人だった
半年くらい前
俺のサークルはダンスなんだ
だから、踊っていた
ー昔の話
🐰「……はぁ(疲れた…)」
休憩中に俺はいつもスマホを見ている
別に人付き合いが得意なわけじゃないから一人で見ているのだ
「グクくーん!何してるのぉ?」
「こっちで一緒に遊ぼーよォ!」
最近変わったことがある
なんか知らない女の人が話しかけてくるのだ
つっても、同じサークルだし
知ってるは知ってるけど
入ったばかりの頃は色んな女の人が話しかけてきたけど
なんか、怖くて
1人でスマホ見て、イヤホンつけて
寄せ付けないようにしていたけど
最近この人がよってくるのだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。