第23話

無理は禁物女の子 。
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2018/08/22 07:33
飛貴を帰らせたあと 、私はひとりソファに座った 。


そっと 、ソファの縫い目をなぞる 。


『飛貴 …… 』


そこで私は気づいた 。


私は 、飛貴が好きなんだと 。


キッチンに行こうと立ち上がると 、めまいがした 。



風邪ひいちゃったかな 。


でも 、明日も仕事だ 。


今のはなかったことにした 。









____翌日____


朝 。


起き上がろうとすると 、なんだかだるい 。


『ごほっごほっ』


あぁ 、これ完璧風邪だ 。


でも 、これくらいなら大丈夫 。


重い体を起き上がらせて 、仕事に行く準備をした 。




今日は …… 東京B少年のレッスンと雑誌の撮影 、それからMVとLIVEの打ち合わせ 。


私も忙しくなったなぁ 。


入所したすぐの頃はアンチばっかりで 、仕事なんて全然なかったのに 。


電車に揺られながらそんなことを考える 。


すると 、トントンッと優しく肩を叩かれた 。


『ん ?あ 、一世おはよ』


一世「有栖ちゃん 、おはよう」


肩を叩いた主は 、一世みたい 。


一世「今日 、レッスンだよね ?」


『そうだよ 。あ 、夏休みの宿題終わった ?』


一世「まあ 、なんとか終わらせた 笑」


『すごいじゃん 、私仕事ばっかで全然出来ない』


一世「そうかな ?俺から見たら 、有栖ちゃんは仕事がたくさんあって羨ましいよ」


『ふふ 、でも仕事がたくさんあるって大変だよ ?
学校もなかなか行けないし 、オフの日もほとんどないし 、友達もなかなか出来ない』


一世「友達 、少ないの ?」


『まあね 苦笑』


一世「じゃあ 、俺が友達になるよ」


『ほんとに ?いいの ?』


一世「いいよ」


『ありがとう』




『あと来てないのは 、龍我だけか』


龍我のことだから 、絶対寝坊したはず 笑


龍我「ごめん !寝坊した !!」


やっぱり 、思った通りだ 。


飛貴「龍我遅いよ〜 !!」


龍我「ごめん !ほんとにごめん !!」


雄登「龍我〜 ♡♡♡」


『雄登きもいよ〜』


雄登「はあ !?!?」


大昇「きも〜い !笑」


直樹「那須くん 、きもいよ(イケボ」


一世「ふはっ 笑」


雄登「ちょ 、みんな俺をいじめないで〜 !」


龍我「那須きもい」


雄登「(゚ロ゚)」


『ぶっ 爆笑』


飛貴「那須がふられてるー !笑笑」

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