____3年後____
『あと半月もない 、、、』
私が事務所やめるまで 、残り2週間 。
私は無事首位で東大の試験に合格 。
医師の道を進むこととなった 。
『はぁ 、、、』
飛貴「( がちゃっ )あなたちゃん !おはよ !」
『飛貴 、おはよ』
もちろん飛貴に気持ちは伝えてない 。
言ったって 、意味ないし 。
もうやめるんだから 。
飛貴「 …… あなたちゃん 、」
『あ 、なに ?』
飛貴「なんでそんな顔するの ?悲しそうな顔」
『え ……… ?』
飛貴「今すぐに泣いちゃいそうな顔してたよ」
眉を下げて 、心配そうな目で見てくる飛貴 。
この瞳で何人ものファンを落としてるんだろうな 。
『大丈夫 、気にしないで』
飛貴「そっか 、」
そう思えば思うほど 、切なくなる 。
雄登「あなた 、ほんとにやめんの ?」
大学生になって 、前よりずっと大人っぽくなった雄登が私に問いかける 。
『そうだけど』
雄登「 ………… 少しは素直になれば」
『うるさい』
雄登「ほんとツンデレだわ」
『は ?』
雄登「はいはい 、すいませんね 笑」
私のこと絶対なめてる 。
だけど私のことをなんでも知ってる雄登こそ1番の理解者なんだ 。
もちろん告白の件はもう解決してます 笑( )
雄登「てか 、飛貴には言わないの ?」
『言わない 。飛貴なら私がいなくても大丈夫』
雄登「そうじゃなくて 、あなたが」
『え ?』
雄登「それでほんとにいいの ?後悔しない ?」
『 ………… 後悔なんて 、しない』
絶対 、絶対しない 。
雄登「わかった 。あなたがやめたら俺から言う」
『頼んだからね 、雄登』
雄登「あと 、" あれ " もでしょ ?」
『うん』
雄登「大丈夫 、俺に任せとけ( ぽんぽん )」
雄登は私の頭を軽く撫でて 、去っていった 。
『はぁ 、、、』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!