『ひだ ……… ん ?』
飛貴「スースー …… 」
リビングには 、ソファにまるまって寝てる飛貴が 。
『ふふ 、笑』
疲れてたのかな 。
そっとブランケットをかけて 、寝かせてあげた 。
最近忙しいもんね 。
そのあいだに私はちょっとしたおやつを作る 。
雨が降って 、お昼食べれなかったからね 。
(( 飛貴side ))
『ん ……… 』
あなた「あ 、飛貴おはよ」
あれ 、俺寝ちゃってた ?
『いい匂い 、(クンクン』
あなた「クッキー作ったんだけど 、食べる ?」
『食べる食べる !!!』
あなた「はい 、」
『いただきます !(パクッ』
あなた「どう ?」
『おいひい !!』
あなた「よかった」
あなたちゃんもクッキーを手に取り 、食べた 。
『これ 、一生食べたい !!』
あなた「ふふ 、おおげさだよ 笑」
『ん〜〜 ♡♡♡』
あなた「あ 、もう4時だ」
『4時だとなんかあるの ?』
あなた「アリスのご飯の時間」
『アリス …… ってだれ ?』
あなた「まあ 、見に来ればわかるから」
歩いていくあなたちゃんについて行くと 、ひとつの部屋の前についた 。
あなた「アリス〜(ガチャッ」
「にゃあ !」
『あ 、猫ちゃん !!』
アリスって 、この猫ちゃんのことだったんだ 。
あなた「この子がマンチカンのアリスだよ」
『マンチカン ?』
あなた「猫の種類だよ 、マンチカンは足が短いの」
『へえ〜君は短足なんだね 笑』
あなた「ふはっ 、そんなこと言ったら可哀想じゃん」
『だって 、そうでしょ ?』
あなた「たしかにそうだけどさ 笑笑」
アリスちゃんが俺の顔を見て 、しっぽを揺らした 。
あなた「あ 、飛貴のこと気に入ったのかな ?」
『ほんと !?おいで 、アリスちゃん !』
「にゃ !」
アリスちゃんは 、俺 ……… じゃなくて 、あなたちゃんの腕に飛び込んだ 。
『ええ …… 』
あなた「はいはい 、ご飯ね」
「お腹がすいてたんだよ」とご飯をお皿に入れながら話すあなたちゃん 。
あなた「アリス 、お手」
あなたちゃんがそう言うと 、アリスちゃんは素直に手を上げた 。
あなた「うん 、よく出来ました」
「にゃあ(モグモグ」
『あーやっぱ可愛い』
あなた「だよね 、アリスすごい可愛いもん」
『ちがうよ 、あなたちゃんのこと』
あなた「え !?!?」
あなたちゃんはまさか自分だとは思っていなかったらしく 、驚いた表情で俺を見る 。
あなた「わ 、私 ?」
『そうだよ !あなたちゃんは可愛いもん !!』
あなた「そんなことないから !!」
『自覚なしはだめ !悪い男に捕まっちゃうよ !!』
あなた「だったら …… 飛貴が守ってよ」
『え ?』
あなた「そんなこと言うなら飛貴が私のこと守って」
『 …… わかった !任せて !!』
あなた「頼んだからね 、ボディーガードさん」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。