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第34話

☪* 死神 ☪*
アレからどれくらい経った?

貴)ハァ、ハァ...

どんなに切っても減らない、
刀はあと少しで使えなくなる
まぁ新しいやつはまだ大丈夫だけど、

劉)もうダメなのかい?
殺し屋のトップもそこまで強かないのかい?

貴)ハハッ、舐められたもんだね(笑)

ズシャッ

『グァァッ』

聞き飽きた奴らの声、その奥に
私を見て笑う劉の姿が私には闘争心を
掻き立てる材料になっていた

貴)てめぇを殺るまで
くたばらねぇよ(笑)

喋りながらも1人、また1人、
命が消えていく
生まれてきた時は輝いていたはずなのに
今はこうして真っ赤な血の花を咲かせて
死んでいく

貴)あぁ、なんて儚いの...

そして、気が付くと周りの奴らは
ほとんど倒れていた
残りは50人程度かな、あぁ、まだいる

貴)あぁ、、消えていく...

そう呟いた時、私の頬を誰かのナイフが
かすりそこから真っ赤な血が流れた

『や、やった、!輝夜姫に
1発食らわせた、!!』

そんな事で喜べるなんて、醜だね
そこでプツッと、私の中のどこかで
何かが切れた音がしたんだ

貴)ふふ、

不気味に笑うとさっきまで
笑っていた男は真っ二つに切り裂かれていた
その姿を見た周りの奴らは
腰を抜かしていた

『ま、真っ二つに...』

そして、輝夜姫は自我を失った
魔物の様に周りにいる奴らを
切り裂いていった

その時、1人の男が死ぬ直前に見たものは
窓から見える満月に輝く死神だった
次の瞬間、その男の視界は赤く染まり
暗い闇に落ちていった

劉)自我を失った輝夜姫は
何よりも美しい、!

その姿を興奮気味に見ていた劉
その足元に倒れている彼女が
目を開け見たものは

ザシュッ

グサッ

貴)アハハハハッ!!!

狂ったように笑いながら人を切る1人の
少女の姿だった

静)あなた、ちゃん、?

彼女はそう呟くとまた深い眠りについた

・・・・・・・・・・・・・・・

ー坂田亮介sideー

亮)ハァハァ...、ここが、

桜坂工場につくと、そこは
異様な空気を放っていた

亮)ッッ!?

工場のドアに近付くと、中の音が聞こえてきた

((アハハハハッ!!!

狂ったように笑う女の声、
その声には確かな殺意が込められていた
ドアを開け中に入ると

そこは、血の海に浮かぶ何百人の男の死体と
その血の海の上で2つの刀を持ち
狂ったように笑う輝夜姫の姿

亮)輝夜...

その光景は今まで見た事のないほどの
殺戮現場だった

劉)おや?白夜じゃないか

劉が俺の存在に気付き話しかける

亮)輝夜に何をした!!

劉)何を、僕は何もしてないよ?
彼女の中にいた死神の鎖を
誰かが切ってしまった、それだけさ

俺は今も笑っている輝夜姫に近付いた

亮)輝夜!!目を覚ませ!

輝夜の目の前に立つと輝夜は
鋭い目付きで俺を睨んできた

貴)白夜、何しに来たんだ

亮)お前を連れ帰りに来た

貴)お前も私の邪魔をするのか

そう言って輝夜は俺に刀を向けた

亮)輝夜がやる気なら受けてたつ

貴)ふ、お前が私に勝てるわけないだろ

今の輝夜は自我を失った
ただの死神、まともに戦った所で
俺に勝ち目なんかないけど、
今、俺は輝夜姫を、あなたを
助けるって役目がある、

貴)かかってきなよ

亮)輝夜からでいいよ

貴)そう、じゃあ私から、!!

そう言って輝夜は俺に向かって走って来た

カキンッ

金属と金属が触れ合う音、
輝夜と一緒にやってきたおかげか
少し手が読めた

貴)それで防いだつもり?

不敵に笑うと輝夜は空いてる手から
ナイフを取り出した

貴)アンタも死ね

シュッ

ギリギリの所でナイフをかわし
輝夜の空いていた隙に入り
俺は、輝夜を抱きしめた

ギュッ

貴)離せッッ!!

亮)離さない!!

まともに戦えば確実に俺は殺られる
なら、こっちの方が俺らしい

いくら自我を失っても体はし女子だからか
男の俺の腕からは出られない

貴)やめろ、!!!

亮)嫌なら刺せばいい
でも、輝夜はそれは違う事くらい
自我を失っててもわかるだろ?

貴)うるさい、!!!

亮)輝夜姫!帰って来い!!

俺がそう叫ぶと、さっきまで
暴れていた輝夜は大人しくなった

貴)ハッ、

亮)輝夜?

貴)白夜、ごめん、

亮)おかえり

貴)...ただいま