第33話

☪* 坂田亮介side ☪*
238
2018/03/21 14:55
亮)んん、今何時だ、?

《1:36》

こんな時間に起きるなんて珍しいな、

亮)水でも飲むか

リビングに降りてキッチンの
冷蔵庫を開けて中に入ってる水を取り出し
コップに注ぎ飲みほす

亮)はぁ、冷た

水の冷たさが身体中を駆け巡る
それと同時に、なにか胸騒ぎがした
俺は真冬の部屋に行く事にした

ガチャッ

亮)まだ起きてたんだ

真)あ、あぁ亮介か
どうしたの?

亮)いや、ちょっと目が覚めちゃってさ

真)そっか、少し話す?
入れば?

亮)おう

真冬の部屋に入りベットの上に座る
真冬はデスクで作業中のようだった

亮)なんか、胸騒ぎ?がしてさ

真)相原さんの事かな?
まぁ俺達は明るくならないと
行動出来ないからね

亮)そうだな、

真)無事だといいね

亮)アイツもそれを望んでるんだろうな

真)あなたは一般を
巻き込むのが嫌いだからな
光と闇は合わさっちゃいけない
ってよく言ってたよ

亮)だからクラスのやつとも
話さないのか

真)そうかもね
まぁきっと今回は相原さんが
あなたに話しかけてきて
たまたまなんだろうけど

亮)楽しそうだったけどな、

真)難しい所だよ、(笑)
で?いつ告白するの

亮)は、

真)上手くいくと思うけどな〜

亮)この前、キスしちゃったんだよ

真)え!なんで!?

亮)いや、ちょっともみあったら
滑っちゃってその時に

真)うわ、なにそれ
キュンキュンじゃんか!!

亮)何言ってんだよ!(笑)

真)告白しちゃえばよかったのに(笑)

亮)臆病のせいで無理だったよ(笑)

真)まぁ頑張れよ

亮)おう、じゃあそろそろ寝るわ

真)おやすみ

真冬の部屋を出て自分の部屋に向かう途中
あなたの部屋の前を通り過ぎた時
なにか、胸がザワっとした
悪いと思いつつ俺はあなたの部屋を開けた

ガチャッ

亮)...いない

部屋にはあなたの姿はなく
空いている窓からまだ冷たい風が吹き
カーテンを揺らしていた

亮)真冬に言わねぇと、

駆け足で真冬の部屋までいき
バンッ!と強くドアを開けた

真)ッッ!ど、どうしたの?

亮)あなたが、いねぇ

真)どういう事!?

真冬が俺を押し退けアイツの部屋まで走る

真)どうして、

亮)照さん、照さんなら何か知ってるかも!
今日の昼間行ってたから

真)そうだな、亮介も来るか?

亮)当たり前だ、

それから俺らは真冬の車に乗り
照さんのお店に向かった

真)照の家は店の奥にあるんだ

亮)じゃあ行くぞ

家側の玄関に向かいベルを鳴らす

ピーンポーンッ

ベルを鳴らして数分、玄関の明かりがつき
ドアが開くと照さんが出てきた

真)夜中にごめん、
あなたの行方知らないか、?

照)...はいれ

照さんはまるで俺達を
待っていた様な顔をしていた

亮)おじゃまします、

照)好きな所に座れ

俺達が座ると真冬が追求するかのように
またさっきの質問を投げかけた

真)あなたの行方知らないか?
というか、知ってるんだろ?

亮)え、知ってるんですか?

照)あぁ、知ってる
だが、教えられない

真)どこにいるんだよ!!

ガタンッ

机を強く叩き照さんに怒鳴りつける
真冬は今まで見た事のない顔をしていた

亮)真冬、落ち着けよ、!

真)落ち着いてられるかよ!
劉の所に行ったんだろ?
どこにいんだよ!答えろよ照!

照)あなたからの伝言だ
私は帰らない

亮)どういう事だよ、

照)俺は居場所が書いてある
手紙を持っている

亮)見せてください!!

照)その服で行くのか?

亮)ッッ、

照)まぁ、来ると思ってたよ
ほら

そう言って照さんは白夜の服
黒い手紙を渡してきた

亮)これ、

照)アイツを連れて帰って来い

亮)はい!!

俺は急いでその服に着替え
急いで家を出ようと部屋を出る時

真)亮介!

真冬がナイフを渡してくれた

真)あなたに伝えて
帰って来たら説教だからなって

亮)おう!!

俺は、桜坂工場まで走った

亮)待ってろよ、

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