第17話

👦🧡
2,064
2020/02/17 14:14








side:大西









どうも!勢いは西から愛は大西から!♡


笑顔ピカピカ18歳大西流星です!!♡♡


……… なんて、画面の向こうで猫を被る僕。


これ6年やってるんやけどそろそろ飽きるよね。


しかも最近アイドル生活でさえ


めんどくさく感じてきたねん。末期かな。


今日だってほら、レッスンに行きたくないから


なんの用もないくせに学校来ちゃった。













































"ガラガラッ"



クラスメイト1「あ、大西じゃん。はよー」



『おはよぉ〜』



クラスメイト2「昨日テレビいたやん!」



『見てくれたん?嬉しいありがとー!』



クラスメイト3「大西ー、席そっちちゃうで」



『え?そーなん?』



クラスメイト3「昨日席替えしてん。こっち」



『あー、なるほ………うげ、』


























































席替えとかほんまにめんどくさいと思う。


なんで僕が一番前にならなあかんねん………。


窓際なのはまだいいけど一番ドアから遠いやん、


遅刻の時とか一番入りにくい席…めんどくさ。


自分の席に座って小さくため息をつく。




















































「………、」



『…』



「………ぇ」



『…』



「…ねぇ、」



『…』



「ねぇってば、!」



『え?』


























































いきなり後ろの方から声が聞こえて振り返る。


けどそれは勘違いみたいで僕に


話しかけてたわけやないみたい。


しかも思いっきり目があった。やっちゃった。


一番恥ずかしいやつやんこれ。目があったのは


クラスメイトの女子の伊藤さんやった。









































伊藤「どしたん大西」



『いや、、、なんでもないで(笑)』



伊藤「ふーん、あそ。
ってあなた!はよ起きてー!」



「んー、、、」





















































一個後ろの席で眠る子を揺さぶる伊藤さん。


あれ、この子、どっかで見たことあんねんな…。


あなた、、、ちゃん、、、??


どこやったっけ、うーん、…うーん、、、。


























































伊藤「…もう!あなたの大好きな菊池風磨に
気に入られてる岸くんを溺愛する永瀬の
同期の西畑くんが大好きな大西くんが目の前に
いるのになんで起きないねん!!!!!!」



「ふぁっ、?!?!?!?!」



『、、、』



「うぉっ、おっぉぅ、大西くんや!!!!!」



『う、、、うん、、、(苦笑い)』



伊藤「あなた、引いてるからやめとき」



「うぇっ、あ、そっか。ごめんな!」



『あ、いや大丈夫』







































あなたちゃんに引いたというより


さっきの伊藤さんのやつに引いたというか…(笑)


でもそのおかげで思い出せたわ。


高校3年間ずーっと出席番号が一個後ろの


川崎あなたちゃん。ファンの子かぁ…。


あんまり関わりなかったけど……変な子や。











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