side:西畑
向井「そんで部長が鬼になってん!笑」
倉木「当たり前、営業部の部長怖いもん」
東雲「てかそれ完璧向井が悪いじゃん」
向井「あ、バレた?☆」
俺は今、康ちゃんから貰った紙パックの
オレンジジュースを吸い込みながら握り潰しとる。
………ほんっまになんで自分人見知りなん?!
康ちゃんコミュ力お化けすぎん?!?!
あーーー話しかけたいのに話せない。
可愛すぎて顔すら直視できひん無理。
向井「…ちゃん?大ちゃん!」
『ん?あ、ごめん。ボーッとしてた』
向井「どうしたん、寝不足?笑」
『んー、まあそんなとこ』
倉木「寝不足でボーッとするのあるよね〜。
私も最近引っ越して枕が合わないからさ…笑」
東雲「えちょ、聞いてないよ」
倉木「あれ?言わなかったっけ。脱・実家」
向井「あなたちゃん一人暮らしなんー?」
倉木「そー!最近始めてさ。遊びに来る?」
向井「ええの?!」
東雲「そんな簡単に男をあげるな!!」
倉木「いいじゃんいいじゃん笑」
『…じゃ、じゃあ!連絡先交換、しとこや』
「「…」」
『…え、?!なんでみんな静まるん…?』
倉木「いやっ、(笑) 西畑くん関西の人なんだ!
なんか顔とは違うからビックリした!しよ!笑」
東雲「2人とも上京民なのか」
向井「俺は奈良で大ちゃんは大阪やねん!」
倉木「へ〜!じゃあ2人とも一人暮らし?」
『まあ、』
向井「いつでも遊びに来てええで♡」
東雲「死んでも行かない」
スルッと連絡先交換してもた…。
東雲さんはあの、うんって感じなんやけど(
中学以来女のかけらすらなかった俺の友達欄に
運命の人の名前が、、、!!!!!!!
トプ画ワンちゃんや、クソ可愛いやん。
ああもう、死にそう。なんて思ってたら
ランチタイムが終わる時間やったから解散した。
向井「大ちゃん」
『ん?』
向井「絶対好きやろ、あなたちゃん笑」
『っは、?!?!?!』
向井「ちょ、しー!笑」
『あ、ごごご、ごめん、、、
ってちゃうやん、なんで?え?別に』
向井「大丈夫大丈夫!俺東雲さん狙いやから」
『、、、』
向井「とりあえず一杯行きます?」
『お願いします師匠』
お、俺そんな顔出やすいんかな、、、?!
まあとにかく康ちゃんと好きな人
被ってなくてほんま良かった………。
康ちゃんは勝ち目なさすぎ案件やから(笑)
今日は潰れるまで飲んで語ろうか。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!