俺はさとみくんから受け取ったものをポケットに隠して、なーくんとるぅとくんがいる部屋に戻った。
なーくんは相変わらず…るぅとくんと楽しそうにゲームをしていた。
駄々をこねるなーくんの片腕を掴み
そう言って、なーくんの腕を引き、さとみくんの家を出た。
家に着き、ソファに2人で座る。
帰り道も、帰ってからも、ずっと俺は無言だった。
ドサッと音を立ててなーくんをソファに押し倒す。
なーくんは何が起きたのか分からない顔をしていたけど、俺はそのまま話を続けた。
俺はまた、なーくんの腕を引いて寝室へ入った。
そして、寝室にある椅子になーくんを座らせた。
わかんない、か…
俺はさとみくんから受け取ったものをカバンから取り出して、なーくんに使った。
なーくんの手首を縛って、それを椅子に括り付ける。
目には目隠しを。
さとみくんはなんでこんなもの持ってるんだよ…
渡された茶色の袋から出てきたのは…
ローターやバイブ、媚薬…
とにかく色んなアダルトグッズ。
…そういえばころちゃんにやったって言ってたっけ。
なーくんの服を脱がし、裸にした。
部屋は冷房が効いていて、裸になると、ひんやりとした冷たい風がなーくんの肌にあたる。
それにびっくりしたのか、なーくんはビクッと肩を揺らした。
俺は取り出した2つのロータを、なーくんの胸に近づけた。
触れるか触れないかくらいの位置でローターを動かして刺激を与える。
時々出てくるなーくんの小さい甘い声が、静かな部屋に響く。
俺はローターのスイッチを切って
そのローターをなーくんの胸にテープで付けた。
そして、後ろの穴…部屋にあったローションで軽く濡らして、割と太めのバイブを挿れた。
俺はなーくんの声に答えることなく、無言で進める。
媚薬を飲ませようと、無理やり口をこじ開けて、飲ませようとするが、なかなか飲まない。
仕方ないから、俺は自分の口に媚薬を入れ
口移しで飲ませた。
ごくん、と音が鳴ったのを確認して、口を離した。
なーくんは、目隠しの下では泣いてるんだろうか。
肩が時々震えていた。
罪悪感に駆られながらも、俺は手に持っていた、ローターとバイブのスイッチを入れた。
もちろんMAXで。
俺はそう言いながら、なーくんのソレに、リボンを括り付ける。
よし、これでイけない。
なーくんの必死な懇願を流して、俺は部屋を出ようとドアに向かった。
部屋を出て、ドアの前で立ち止まると
中から何度も俺の名前を呼んでいた。
うわ…これ罪悪感すごいかも。
ごめんね、なーくん。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!