第26話

無茶ぶり
1,031
2020/05/11 04:18
事務所に着くと、早々になにわ男子とわかれ、樹くんに連絡をする


「皐月!」

駆け寄ってきたのは樹くんと慎ちゃん。

「慎ちゃん!久しぶり!」

「おうよ!とりあえず行こーぜ!」

2人に連れられて、部屋の前に着く。

「…ふー。」

「なに緊張してんの!いいよいいよ!はいろ!」

さすがに扉を前にして緊張している私の事お構い無しに、慎ちゃんがドアを開ける

「っちょ!心の準備くらいさせてあげろよ!」

樹くんが笑いながら私の背中を押す

「みんなー!皐月来たよ!」

慎ちゃんの声に振り向くSixTONESのみんな

それぞれが
おーきたか、久しぶりーなどと声をかけてくれた。

入る話の時は、みんな反対派もいると聞いていたけど、樹がとことん説得してくれたらしい。

もともと、東京に来た時は仲良くしてもらってたから、安心した。

「お久しぶりです。来年から、よろしくお願いします。」


「HAHAHAHA!かってー!」

私の挨拶に爆笑するジェシー。いや、、おまえはフランク過ぎな。と心の中で突っ込む

「まぁまぁ、とりあえず座りなよ。今日はね、皐月ちゃんのためにお菓子とかジュースかってきたんだよねー」

とニコニコテーブルに買ってきたものを広げてくれるきょも

北斗くんが無言で椅子を進めてくれたのでそこに座ると、数分で自己紹介の流れになった。

いや、結構知っとるけどな?と思いつつ、耳を傾ける

「じゃっ次、皐月ね!」

「えっと、朝本皐月です。23歳です。入所は、公式では2011年?だけど、本当は2006年ですね」

「え!なにそれ!」

「好きな食べ物はナス田楽、嫌いな食べ物は、無し。関西弁は多分なかなか抜けないんで、初めはキツいかもしれないけど、よろしく。」

皆の疑問の声を無視して、普通の挨拶で閉めたところで、マネージャーが入ってきた。

「お、皐月着いてたんだ。」

「はい。これからお世話になります。」

関東のJrのマネージャーとは面識があり私が東京に仕事に来る時はいつも世話してくれていた。

「自己紹介は、終わったか?」

「あ!自己紹介!ちゅんが来てわすれてた!入所日、どゆこと?」

ちゅんと言うのは、マネージャーの呼び方らしい。
樹がさっきスルーした部分を掘り起こしてきた。、

「そっか、お前ら知らないのか。」

「何!ちゅん、ちょっと優越感に浸ってない!?」

とこーちのツッコミに手をヒラヒラさせるちゅん

「まぁ、皐月話してもいんじゃねーか?」

「うん。、話す。」

私の言葉にSixTONESも背筋を伸ばす。

私が入った時の話。

あの頃は激動だった…

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