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第1話

いちゃいちゃ
2,922
2018/05/26 15:25
テオside


俺は今めちゃめちゃこまってる事がある。

先月、じんたんに告白して両思いだったってわかって、付き合うことになった。


本当にうれしかった。


でもそっから忙しくて、スカイピースとしての活動以外でじんたんと話したりしていない。



今日は久しぶりに2人とも暇だから、スカイハウスにじんたんを誘って2人でゴロゴロしてる。


俺はじんたんと付き合うってなった瞬間から、じんたんとラブラブして、夜はじんたんとエッ……とかそんなことは思ってない!さすがに!まだ早い!!(早いってなんだ)


でもせっかくじんたんと両思いだってわかったんだし、もうちょっとイチャイチャしたりしたいなーなんて。


じんたんの方を見ると、俺がそんなことを考えているのも知らずにYouTubeを見て楽しそうに笑ってる。


じんたんが俺の視線に気づいたのか、こっちをちらっと見て目が合う。

じんたんはニコっと笑ってこっちに手を振った。
テオくん
なんでこんな近くにいるのに手振るのww
じんたん
あ、そっかwww
そういってちょっと恥ずかしそうに笑う。

もうまじでかわいい。かわいすぎる。



じんたんなにしててもかわいいのに、イチャイチャしたりしたらもっとかわいいんだろーなー。俺まじで死ぬかも。



じんたんが間近にいるのに妄想してニヤけそうになる。


すると急にじんたんが俺のすわってるソファによじ登ってきて、ぎゅーっと俺を抱きしめた。


びっくりしてなにも声が出ずにいると、まっかっかな顔をしたじんたんが、
じんたん
テオくんっ!
と恥ずかしそうに俺の名前を呼んだ。
テオくん
な、なに??
未だに驚いて心臓がバクバクしてて、やっと声が出た。
じんたん
大好き!だ、よ?
じんたんは赤くなった顔をさらに赤くさせて上目遣いでこっちを見た。



ん、んぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!
か、か、か、、かわいすぎるうううぅぅうぅ!
やばいやばいやばいやばい。
テオくん
あ、う、うん
もう俺も顔真っ赤だろうけど一応頑張って平然を装う。


するとじんたんは目に涙を溜めて、俺にハグする力をもっと強くして言った。
じんたん
て、テオくんは俺のこと好きじゃないの?
テオくん
え…?好きだよ?
じんたん
嘘だ!だって、付き合ってから1回もカップルみたいなことしてないし、イチャイチャとかしてないし、俺は付き合うってなってもっとそーゆーことしてくれるかなって、でも、テオくんそんなこと、ぜんぜんしないし、
じんたん
俺ばっかドキドキっ、して、っ、ふ、ふぇえ
じんたんが必死に涙をこらえて俺に本音で話してくれた。

じんたんも俺とおんなじこと思っててくれたんだ。


するとじんたんはするりとソファから降りて、ぷいっとそっぽを向いてティッシュで涙を拭いていた。
テオくん
じんたん、
名前を呼んでもこっちを見てくれない。
テオくん
ごめん、俺じんたんがそーゆーことしたくないんじゃないかって気使ってて、
じんたん
ほ、んと?
じんたんがやっとこっちを向いてくれた。
テオくん
だから俺はほんとにほんとにじんたんのこと大好きだよ。
じんたん
ふ、ふぇ、ふぇぇぇえぇえん
じんたんはまた号泣して俺をぎゅっと抱きしめた。

あーだめだ。かわいすぎる。キスしたい。襲いたい。


でも俺はじんたんを大事にする、傷つけないって決めた。だから絶対にそんなことしちゃ…
じんたん
テオくん…ちゅー、して?
じんたんが目をつぶって俺と顔を近づけてきた。

相変わらず顔は真っ赤だ。


誘ってんのか、まじで襲うぞ。。

じんたんをめちゃくちゃにしてやりたい、そんな汚い心を捨てて、


俺はじんたんの唇に優しくキスをした。


じんたんとの初めてのキスは、あったかくて、やわらかくて、なんだか甘かった。


触れたままの長いキスを終えると、じんたんは嬉しそうに言った。
じんたん
大好きだよ、テオくん。
テオくん
俺も大好きだよ、じんたん。

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