テオside
俺は今めちゃめちゃこまってる事がある。
先月、じんたんに告白して両思いだったってわかって、付き合うことになった。
本当にうれしかった。
でもそっから忙しくて、スカイピースとしての活動以外でじんたんと話したりしていない。
今日は久しぶりに2人とも暇だから、スカイハウスにじんたんを誘って2人でゴロゴロしてる。
俺はじんたんと付き合うってなった瞬間から、じんたんとラブラブして、夜はじんたんとエッ……とかそんなことは思ってない!さすがに!まだ早い!!(早いってなんだ)
でもせっかくじんたんと両思いだってわかったんだし、もうちょっとイチャイチャしたりしたいなーなんて。
じんたんの方を見ると、俺がそんなことを考えているのも知らずにYouTubeを見て楽しそうに笑ってる。
じんたんが俺の視線に気づいたのか、こっちをちらっと見て目が合う。
じんたんはニコっと笑ってこっちに手を振った。
そういってちょっと恥ずかしそうに笑う。
もうまじでかわいい。かわいすぎる。
じんたんなにしててもかわいいのに、イチャイチャしたりしたらもっとかわいいんだろーなー。俺まじで死ぬかも。
じんたんが間近にいるのに妄想してニヤけそうになる。
すると急にじんたんが俺のすわってるソファによじ登ってきて、ぎゅーっと俺を抱きしめた。
びっくりしてなにも声が出ずにいると、まっかっかな顔をしたじんたんが、
と恥ずかしそうに俺の名前を呼んだ。
未だに驚いて心臓がバクバクしてて、やっと声が出た。
じんたんは赤くなった顔をさらに赤くさせて上目遣いでこっちを見た。
ん、んぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!
か、か、か、、かわいすぎるうううぅぅうぅ!
やばいやばいやばいやばい。
もう俺も顔真っ赤だろうけど一応頑張って平然を装う。
するとじんたんは目に涙を溜めて、俺にハグする力をもっと強くして言った。
じんたんが必死に涙をこらえて俺に本音で話してくれた。
じんたんも俺とおんなじこと思っててくれたんだ。
するとじんたんはするりとソファから降りて、ぷいっとそっぽを向いてティッシュで涙を拭いていた。
名前を呼んでもこっちを見てくれない。
じんたんがやっとこっちを向いてくれた。
じんたんはまた号泣して俺をぎゅっと抱きしめた。
あーだめだ。かわいすぎる。キスしたい。襲いたい。
でも俺はじんたんを大事にする、傷つけないって決めた。だから絶対にそんなことしちゃ…
じんたんが目をつぶって俺と顔を近づけてきた。
相変わらず顔は真っ赤だ。
誘ってんのか、まじで襲うぞ。。
じんたんをめちゃくちゃにしてやりたい、そんな汚い心を捨てて、
俺はじんたんの唇に優しくキスをした。
じんたんとの初めてのキスは、あったかくて、やわらかくて、なんだか甘かった。
触れたままの長いキスを終えると、じんたんは嬉しそうに言った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!