TH「ヒョン!あなたは?」
JN「あなた?あー……あの子ね、まだ来てないよ」
TH「良かった、間に合った」
夏も終わり季節は秋真っ只中
俺は大学での授業が終わってすぐに帰ってきた
理由はたった一つ
『テヒョン!』
彼女に会うため
TH「いらっしゃい、待ってたよ」
そう言うと分かりやすく顔を赤めるあなた
……可愛いなぁ
『テヒョン、そんなこと他の女の子に言ったら勘違いしちゃうから気をつけなよ』
TH「俺はあなただから言ったんだよ?」
『え……』
ぼぼぼっとトマトみたいに顔が真っ赤になるあなたを見てケラケラと笑う
TH「顔真っ赤なんだけどㅎㅎ」
『て、テヒョンのせいだよっ、!』
TH「で、今日はどうしたの?」
『……、、』
TH「あなた、?」
『テヒョンに……会いに来た』
今度は俺の顔が熱くなっていくのを感じた
TH「ずるいよね、あなたって」
『んー、それはお互い様だと思うけど?ㅎㅎ』
目を細めて笑う彼女を見て自然に頬が緩む
俺、あなたが好きだ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。