第6話

君の名前



月日は流れ季節は秋





あの日から彼女は毎日ここの店に来るようになった





『また来ちゃいました』



そう言って笑う彼女はとても綺麗でどこか儚しげで。








TH「お待ちしてました。あなたさん」



『えっ……なんで私の名前、』




TH「ん〜なんとなく?」



『なんですかそれㅎㅎ 私も、お名前聞きたいです』



TH「キムテヒョン。テヒョンでいいよ」


『テヒョン……素敵な名前だね』


TH「ひひっ、そんなこと言われると照れるな〜」



『ふふっ、顔がだらしなくなってるよ』



TH「えっ!嘘!?」





なんて他愛もない会話をしながらあなたの隣でブーケを作る



『可愛いね。そのブーケ』


TH「常連さんから作ってって言われたんだ。俺、ブーケ作るの苦手なんだけど。どう?」


『すっごく上手だよ』



TH「ひひっ、なら喜んでくれるかな」



『うん。私なら凄く嬉しい』








そんな事をサラッと言っちゃうあたり天然タラシだななんて思いながら手を進める







TH「あ、リボン忘れたからちょっととってくるね」



そう言って奥の部屋へ取りに行き戻ってくるとそこにあなたはいなかった







あなたはいつも、いつの間にかいなくなっている。



それがどうしてかなんて、なんとなく俺は察している






TH「あちゃー。帰っちゃったか」



JN「テヒョンア」




TH「ん?どうしたの?」




JN「ほどほどにしとけよ」





TH「……分かってるよ、」













分かってる、彼女と俺は___