第2話

言葉がなくても
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2026/03/09 09:27 更新
※本作はゲーム『Sky 星を紡ぐ子どもたち』を紹介するプロモーション作品です
次の日の昼休み。
美羽
美羽
昨日、ゲーム始めたんだ
私が言うと、友だちが少し驚いた顔をした。
友だち
え、美羽がゲーム?
美羽
美羽
うん
友だち
珍しくない?
美羽
美羽
たまには、いいかなって
友だち
面白いの?
私は少し考えた。
うまく説明できない。
でも。
美羽
美羽
きれいだった
そう言うと、
友だち
なにそれ
友だちは笑った。
友だち
ゲームって普通、面白いとかじゃない?
美羽
美羽
うん。でも、きれいなの
それ以上の言葉は出てこなかった。



放課後、家に帰ってまたゲームのアイコンをタップしてみる。
音楽が流れる。
それだけで、少し落ち着く。
なんとなくさわっているうちに、こうやって進めるんだな、というのはわかってきた。
でも絶対にそうしなきゃいけないわけでもないみたい。
ただ、歩いたり、流れている音楽に耳を傾けたり、それだけで、なんとなく楽しい。
ゲームって、もっと忙しいものだと思ってた。
でもこれは、ただその世界にいるだけでも心地よかった。

そのときだった。
気づくと、誰かが近くにいた。
たぶん、他のプレイヤーなんだと思う。
顔も名前も知らない人。
でも、その人は少しだけ立ち止まって、私の方を見ていた。
どうすればいいのかよくわからなくて、私はそのまま動けずにいた。

すると、その人はさりげなく動いて、私の前を歩き始めた。
まるで、
「こっちだよ」
とでも言うみたいに。

たぶん、慣れていないのがわかったんだと思う。
私は、なんとなくその後をついていった。
言葉はなかった。

少しだけ一緒に歩いて、気づいたらその人はいつの間にかいなくなっていた。
短い時間だったけど。
なぜか、少しだけ嬉しかった。

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