第4話

第参話
903
2023/02/05 08:49
ーゾム視点ー
ロボロ
あ、あった!この本や!
ゾム
おー!えーっと…?


✽  ○○小学校: 創設者ーーーーー

19XX年にできる。 

創設者自ら校長となり、 この学校を運営していた。 

しかし、 19XX年、 校長を辞職することになり、 その座を信頼できる友人、XXXXに託す。

 それから数年経ったある日、一人の女子生徒が亡くなる。

それを追うように、次々と生徒がなくなり、 その数は計7人に及んだ。

 ーーーーーの友人であり、当時校長であったXXXXはその責任を問われる。

するとXXXXは「その責任は私ではなく、 この学校の創設者であるーーーーーにある」と 言った。

その男は弁が立ち、 様々なことを言い責任をーーーーーになすりつけた。

 ーーーーーは、XXXXを信頼していただけにひどく落ち込み、そこから遠く離れた山奥で暮らすことを決めた。

時が経ち、 ーーーーーの住所を突き止めた遺族らは、 許さない、 殺してやるといったような 内容の手紙を送るようになったそうである。


現在、亡くなった生徒たちは、



 “一人と引き換えに、願いを叶える七不思議”
 


として語られている。✽
ロボロ
所々塗りつぶされててわからへんけど……なんかかわいそうな話やな。
ゾム
……“ひとりと引き換えに願いを叶える七不 思議”…?なんやっけ…?どっかで聞いた気がすんねんけど…
ロボロ
ん〜……。あ、あれちゃうか?ほら、小学校でさ、そんなんあったやん。
ゾム
あ〜!!それや!
ロボロ
じゃあ、これって零蛇小の話なん?
ゾム
いや〜…どうなんやろ…。……ん〜、呪いの手紙か…。殺してやるって怖すぎるやろ……



バァン!!


ゾム・ロボロ
え!!?
ー鬱視点ー
ふぁ〜…ん?ここどこや?な〜んか見覚えが……
…………っ!


…思い出した。あの館だ。俺等が鬼に追われて、殺されかけた…
クソッ……なんでまたここに来てん……
……ひとまず、この部屋は……。
ん〜、机の引き出しには何も入ってないな……
こういうときは…


俺は引き出しを全部出して、更にその奥を調べる。
…お!やっぱりなんかある!
俺の昔の経験が活かされたな…!


ってそんなことはどうでもええんや。


なんやろこれ…?


手紙…?何枚かあるけど………


✽許さない…✽

✽よくもうちの子を……!✽

✽私の子供を返して!!!✽

✽殺してやる…!✽
は!!?な、なにこれ!?
俺は思わず、その手紙を放り投げた。
な…え!?ちょ…はよこの部屋出よ!!
ドアへ向かう。



………………?
……え!?開かへん!!鍵かかっとるんやけど!!?え、ちょ、誰かー!!!!

プリ小説オーディオドラマ