ーゾム視点ー
✽ ○○小学校: 創設者ーーーーー
19XX年にできる。
創設者自ら校長となり、 この学校を運営していた。
しかし、 19XX年、 校長を辞職することになり、 その座を信頼できる友人、XXXXに託す。
それから数年経ったある日、一人の女子生徒が亡くなる。
それを追うように、次々と生徒がなくなり、 その数は計7人に及んだ。
ーーーーーの友人であり、当時校長であったXXXXはその責任を問われる。
するとXXXXは「その責任は私ではなく、 この学校の創設者であるーーーーーにある」と 言った。
その男は弁が立ち、 様々なことを言い責任をーーーーーになすりつけた。
ーーーーーは、XXXXを信頼していただけにひどく落ち込み、そこから遠く離れた山奥で暮らすことを決めた。
時が経ち、 ーーーーーの住所を突き止めた遺族らは、 許さない、 殺してやるといったような 内容の手紙を送るようになったそうである。
現在、亡くなった生徒たちは、
“一人と引き換えに、願いを叶える七不思議”
として語られている。✽
バァン!!
ー鬱視点ー
…………っ!
…思い出した。あの館だ。俺等が鬼に追われて、殺されかけた…
……ひとまず、この部屋は……。
こういうときは…
俺は引き出しを全部出して、更にその奥を調べる。
俺の昔の経験が活かされたな…!
ってそんなことはどうでもええんや。
なんやろこれ…?
手紙…?何枚かあるけど………
✽許さない…✽
✽よくもうちの子を……!✽
✽私の子供を返して!!!✽
✽殺してやる…!✽
俺は思わず、その手紙を放り投げた。
ドアへ向かう。
………………?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!