深澤side
俺らが、伝えられた廃工場に行くと、もう既に、非政府組織TravisJapanは着いていた。
知らないグループとともに。
深澤「おい。一対一っていう話だっただろ。」
宮近「ちょっと予定が変わりまして。」
岩本「ズルくないか?」
阿部「如恵留。早くあいつら潰してよ。」
佐久間「阿部ちゃん……」
川島「ふふっ。分かりましたよ?阿部くん。もう戻れませんよ?」
阿部「別に。どうでもいい。」
川島「……やれ。」
その言葉で、非政府組織TravisJapanが突っ込んできた。
深澤「いつもの形!ラウールは後ろに!」
宮舘「佐久間は!!」
佐久間「俺は一人でやる。」
岩本「無理はすんなよ。」
と言った時、非政府組織TravisJapanの動きが止まった。
川島「阿部くん。話が違いますけど?」
……は?話が違う?
阿部「あ、今気付いた?(笑)」
悪意の笑み…を浮かべる阿部ちゃん
阿部「俺は別にどこのグループでもいいから、同じだけ情報は与えるべきかなって。」
てことは…やっぱりあの情報は本物……
阿部「俺は戦わないから、頑張ってね?」
阿部ちゃん……俺らを見捨てたわけじゃなかったんだ。
櫻井「ふっか。」
深澤「はい。どうしましたか?櫻井くん」
櫻井「このままだと非政府組織TravisJapanに押される。ただ……」
深澤「ただ……?」
櫻井「押された場合、阿部が味方になる。」
深澤「…………え?」
櫻井「今未来予知したら、そう出た。」
深澤「分かりました。その方向で進めます。」
岩本「ふっか!行くぞ!」
深澤「……おう!」
阿部「………お前ら、何者だ?」
松村「俺らですか?」
髙地「俺たちは、非政府組織SixTONES」
ジェシー「君が欲しいんだよ。」
森本「今のうちに逃げ出そう。」
松村「本当は、非政府組織TravisJapanにもうんざりしてるんじゃないのか?」
阿部「確かにうんざりしてます。でも……」
阿部「気付いたんです。」
阿部「俺の居場所は、非政府組織SnowManだって」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!