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第19話

舞い降りた死神その2 壁画
今日は雪が降っていた…2人は京都を訪れいた…白城はとても興奮していた。何せ初めての旅行だ…しかも雪が降っている…その興奮姿を見ると、黒木は"普通の小学生なんだな"と安心していた…
彼らは金閣寺を訪れていた。雪が屋根に乗っていてとても綺麗だった…
白城
わぁ…!
黒木
黒木
…雪が乗っている金閣寺を拝見するのは私も初めてですね…
白城
次銀閣寺行きたいです!
黒木
黒木
分かりました
それでも敬語は忘れない辺り流石だろう…銀閣寺にも雪が乗っていて幻想的だった…八つ橋も食べた、抹茶も飲んだ…そして白城は着物も着た。そこでこう言った…
白城
すごく綺麗…着物って…いいですね
とてもいい笑顔だった…黒木はその笑顔を見るとある人を思い出した……その人の話はまた今度にしよう
ところ変わり、彼らは警視正と約束したお屋敷に訪れていた。とても広い三階建ての豪邸だった…入口では招待状の確認を行っている…2人もその招待状を見せて中に入った…
白城
わぁ…まさにパーティーって感じですね…
黒木
黒木
ええ…2年前に売れ始めた画家さんらしいです。たった2年でここまで行くのも凄いですがね…ん
彼らに近寄る一人の男がいた…白城は見ただけで察した…"ああ、彼が水樹 雷句警視正か…"と。
水樹警視正
やぁ黒木君、来てくれて助かるよ。彼女が白城ちゃんかね?
黒木
黒木
ええ、その通りです…
白城
初めまして、白城 佳奈と申します。
水樹警視正
ほほほ、礼儀正しい子だね…黒木君、ちょっと
黒木
黒木
はい…
2人でなにやら話したあと、水樹警視正はどこかに歩いていった…黒木は白城のところに行くと高耳打ちした
黒木
黒木
ここにいる人達は私達が探偵で水樹警視正が警視正だということを知らないようです…
白城
なるほど、犯人に警戒心を持たせないためですね。今やらないで後でやるより今やって貰ってその時に捕らえる方がいいですもんね…
黒木
黒木
流石です。そういうことで我々は不動産屋と誤魔化しましょう…水樹警視正は医師と誤魔化すそうです
白城
わかりました。
これが小学生だとは思えないだろう…ここまで理解力が早いのは彼女ならではと言える…
さて、今回のパーティーの主催者である画家の万宮と名乗る男が出てきた
万宮
皆様、私のパーティーに来て下さりありがとうございます。皆様にはお約束通り私が作り上げた壁絵を世界初公開しようと思います
白城
あー…だからこんなに集まるんですね
黒木
黒木
ええ…彼の絵は2年間にしてかなり広まったらしいですよ…
白城
わぁ、イギリス人とかブラジル人とかもいるんですね…世界的に有名なんだ…あの人
黒木
黒木
…ですね。
黒木は何か引っかかった…やはり2年間にして世界にまで名が知れ渡ることである…たゆまない努力をした…と言えばそこまでだが…裏がある気がしたのは言うまでもない…
そんなこんなでパーティーは進み、壁画が公開されるようだ
万宮
皆様お待たせしました!こちらが私が作り上げた壁画、その名も…"ゼウスの憂鬱"です!
黒木
黒木
…へぇ
白城
…ふーん
絵は確かによく描かれていたが、絵に興味が無い2人はうんともすんとも思わなかった…つまりその程度の作品である…。本当の名画とは美術に興味のない人でも惹き付けられるような何かがあるものだ…モナ・リザがその代表例だろう…たとえ美術に興味がなくとも見に行きたい人は多いのではないのだろうか。そんなこと裏目に会場は"おおー…"と感心の声が上がる…"この絵のどこがいいのだろう"と白城と黒木は思った…