みなさんおはようございます…白城 佳奈と言います。いつもは作者がナレーションをやっていますが今回は私が務めさせていただきます…今は朝の6時。昨日は疲れからか早く寝てしまって朝早く起きてしまいました…今日は日曜日…黒木さんはまだ寝てるかも知れません…そっと下に降りてみることにします…
1階にはなんと既に黒木さんが起きてました。…"どんだけ早いのよ(汗)"…そして何をしているかと言うと…自分の布団に掃除機をかけてました…"朝っぱらから何やってんだか"…念入りにやったら今度は床を縦向きに掃除してから横向きに掃除するというテレビでやってたホコリが残りにくい方法で掃除してました…それを1セットとすると…10セット分…"そんなにいらないでしょ…(汗)"とにかく潔癖症なのはよく分かりました…まぁ人間味がある部分があって安心してるというかなんというか…とにかくこのまま見てても仕方ないので挨拶をすることにしました
今のだけで充分だと思うのに…本棚の上まで既に掃除してたんだ…しかも雑巾で。毎日それをやるとなると、もう関心の域になりますね…
今日の私より1時間も早い…普段だったら学校ある日でも7時30分な私なのに…掃除のために寝る時間を割くなんて…
本当はひいてまーす。前言撤回、関心の域を飛び出してキショいの域になりました。
そんな他愛もない話も終わると誰かが訪ねてきたようだ、インターホンがなる
そうは言いましたが気になるのでこっそり除くことにしました…訪れてきたのは筋肉質の大柄な男性…聞き耳立てて聞いてみたところ、面接をしているよです。…話の内容から察するに多分これは助手を決める面接ですね…ん?黒木さん助手いなかったの?
そうこうしていると大体30分で終わって筋肉質の男性は帰っていきました…もちろん黒木さんに話を聞きます。1階におりましょう…
…何を言っているんだ…私は…小学生が探偵の助手なんて聞いたことなんてない…小学生が探偵なのは聞いたことあるけど。…でも彼は小学生探偵とかとは違ってお金をもらって仕事として探偵をしている…私は馬鹿だ…。けど黒木さんは
こう聞いてきたのだ…やめとけ白城佳奈…この人は死神…事件に巻き込まれてなくなるかも…こんな頭がいい人の支えになれる訳ない…だめだ…辞めるんだ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!