寒い季節だった…学校も冬休みに入る…あ、今回はKがナレーションします。
今日が終業式…白城は死神探偵事務所に帰ってきた…ふとポストを見ると、手紙が入っていることに気がつく…黒木・白城宛らしい。送り主は水樹 雷句…誰だか彼女は知らなかった。白城はそれをもってなかへ入る…今日は黒木はデスクワークをしていた
そう言って白城は黒木へ手紙を渡した
彼女は内心は驚いていたが表情には出さなかった…黒木は警視正と友好関係にあった…そう思った。
手紙の内容は以下の通りだった
「やぁ黒木君、元気にしているかい?手紙という形になるのは久しぶりだね。最近はスマホで連絡を取ることも多いし。けどまぁこんな形にしたのは同封した招待状を受け取って欲しくてね。もちろん君の報告にあった養子の子の分もある。それはとある画家のパーティーへの招待状なんだ。彼の家で行うみたいだがかなりの人数来るみたいだよ。君達もぜひ来てくれ…(ここから2枚目)とまぁ長い前置きは置いておいて…君を招待するんだ、ただパーティーを楽しんでもらうために行く訳では無い。…その画家さんが脅迫状を受け取ったみたいなんだ…丁度パーティーの時殺すと…彼はパーティーの中断は考えていないみたいでね…警察にも知らせたくなかったみたいなんだ…で、彼と直接の友好があった私に頼ってきたんだ…だが私も歳…犯人を止められるか分からないし君に一任することにしたんだ。だからよろしく頼むよ。もちろん報酬もある。返事はスマホで構わない。多分それがついてる時は暇だから、よろしくね
水樹」
そして2人はこうも思った…"なんで返事はスマホでいいんだよ!"
…とにかく黒木は参加する方向で連絡をした…手紙の中には往復の新幹線の予約席まで取ってくれてる…滞在できるのはなんと1週間…出発は明後日だ。行先は…京都。美しい清水寺が拝めるだろうか…八つ橋どのくらい買ってもらおうかなぁ…そんなことを白城は思っていた…何せ初めての旅行だからだ…例え黒木の仕事に同席するという理由でも嬉しいのだ…。彼女は嬉しそうに階段を駆け上がり準備を始めるのだった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。