無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

第2話

新任教師 黒木 有? その2 授業
少しして本鈴が鳴った…チラホラいない生徒もいるがほとんど揃っている。そこに若草先生が教室のドアを開けて入ってきた
若草先生
皆さん、おはようございます
いつもの挨拶をした。生徒も挨拶をした。一部の所謂悪ガキは挨拶をしなかった…だが先生はそんなことも気にせずに出席の確認をした…このクラスは36人クラス、その内今日は3人ほど休んでいた…そして確認を終えたあと突然その話は始まった
若草先生
急ですが、先生は都合によってこのクラスの担任を辞めることになりました
その一言にクラスはざわついた。なんで辞めるのかと質問する生徒もいた…若草先生は答えなかった。しかし白城にはわかっていた、これは校長の圧力によるものだと…。そのまま若草先生は続けた
若草先生
代わりに新しい先生が入られます。黒木先生、お入りください
教室のドアがガラッと空いた…生徒はざわめいた…男子達は憧れの眼差しを…女子達はかっこいい人を見る眼差しをしていた…それもそうだ。教師に合わない黒いハットと黒いコートを纏った容姿端麗な男が教師としてきたのだから
黒木
黒木
皆様初めまして私は黒木 有と申します
その男はそう言いつつ黒板に自身の名前を書いた"くろき ゆう"…そういうらしい。女子達がキャーキャー言い出し教室がうるさくなった。若草先生はそれに注意をする…だが若草先生はそれだけ言ったあと黒木に一礼して教室から出てしまった…白城はあまりにも雑すぎはしないか…そう思った。黒木は続けた
黒木
黒木
では早速1時間目ですが私から皆様にお話したいことがあります。今回は1時間目をお借りしてお話したいと思います
白城
…?
黒木
黒木
皆様には夢があると思います。ではそんなみんなに質問です。"自分の夢を叶えるために勉強は必要だと思いますか?"時間を5分ほど上げます。自分一人で考えてみてください
教室は少しだけざわついた…黒木もそれは仕方ないかと思ったかそれに関して何も言わなかった…
白城には夢がなかった。毎日という現実から逃げたい…言うなら死を望んでいたのかもしれない。
5分が経った
黒木
黒木
5分経ちました。では、自分の夢には勉強が必要であると思う人手を挙げてください
半分ほど手を挙げた…白城は挙げなかった、夢がないからわからないのかもしれない
黒木
黒木
では残りの皆様には自分の夢には勉強はいらない…もしくは夢がわからない…それでいいですか?
手をあがなかった生徒は頷いた。その上で黒木が何故そう思ったのか…その質問を生徒にぶつけた。選ばれたのはいつも白城を積極的にいじめているAだった
紅榿 圭哉(小戸田 圭哉)
夢はスポーツ選手だけど、スポーツ選手には勉強が必要ないと思ったから
小学生らしい回答であった…黒木は続けた
黒木
黒木
なるほど…ではそれは勉強の意味がわからないことにもなる…そう言えますね?
紅榿 圭哉(小戸田 圭哉)
うん
黒木
黒木
なるほど……少し話題から逸れるように聞こえるかもしれませんが君達は夢に勉強が必要かと考える時"考える力"を使った。今は分からないかもしれないけど"考える力"はどの仕事にも必要です。例えばスポーツ選手なら"どうすれば速く走れるか"そう考えることだってあるでしょう
紅榿 圭哉(小戸田 圭哉)
あ…確かに
黒木
黒木
そういうように仕事にも夢にも考える力は必要です。では考える力はどこで身につけるか…それは勉強です。思い返してください、勉強する時考えない人は早々いないでしょう
白城
!!!!!!
黒木
黒木
しかし勉強においての考える力が将来役に立たないことだってあります…けれども勉強はそれ自体に意味を持つのではない…なんでもいいからいかに考えていくのか…その過程を大事にしていくのです。算数だって"途中式を書くよう"にと言われることもあるでしょう…それは"考える過程を残して次の考えるに繋げる"からなんです。勉強においてそれぞれの教科の意味を考えてはいけません。教科はあくまで考える力を身につけるために全ての人々で共通にした土台に過ぎないんです。大事なのは教科ごとの意味ではない…勉強の真意…"考える力を身につけること"なのです
白城も他の全員もすごい…ただその一言だけ思った…白城はこうも思った、本当にただの教師なのだろうか?純粋な教師なら教科の意味を打ち消すような発言をしないのではないか…そう思った。その時であった…チャイムがなった
黒木
黒木
1時間目は終わりです。つぎは算数です、休み時間の時にご準備を…では
そう言って黒木は教室を出ていった……