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第29話

間違い その3 捜査
2人の姿は警視庁内にあった…大勢の刑事を相手に捜査…それも彼らは容疑者。流石の黒木もこのようなことは初めてらしい。だが、初めてとはいえ依頼されたことなので探偵として黒木らは捜査を全力で行っている…
黒木
黒木
さて…被害者の情報を…
そう、そこにいる鑑識に聞いた。刑事達は容疑者が故捜査に協力が出来ない…との事だそうだ。鑑識によれば、名前は勝山 省吾 年齢は25。中卒で工場にて働いていたが、一週間前につい出来心で窃盗をしたことがきっかけで逮捕。前に暴力罪の前科が何度かあったため懲役2年の罪がつけられた。
黒木
黒木
2年ですか…前科ありとはいえ…窃盗で2年は長いですね…とりあえず殺害現場に行きましょう
白城
ええ…分かりました
黒木らは殺害現場の刑務所へ向かった。そこは警視庁から歩いて数分という近場にあった。この立地もまた、刑事が多く来るのに拍車を掛けているのだろう。黒木らは看守に入口を開けてもらい殺害現場へ行った。そこは荒らされている訳ではなかった…なので争った後で亡くなった感じではない…。それ以上に注目したのは壁だった。そこには大きくダイイングメッセージが書いてあった
黒木
黒木
N…?
白城
ダイイングメッセージですかね?
黒木
黒木
だと思われます…細さなどの違いはないから…恐らく何かから書き足したものでは無いですね…
白城
ほかのものを書く途中だとか…?
黒木
黒木
その線も考えられます…思考内に入れておきましょう…。さて…貼られてるテープから見ると…うつ伏せに倒れていた見たいですね
白城
うつ伏せ…書いた後に力尽きた感じですかね…
黒木
黒木
だと思われますね…さて…事情聴取をしないとなりませんね…あの数の刑事さん相手に
白城
…本当にやる気なんですか?とんでもない数ですよ…?
黒木
黒木
もちろん初めから全員取調べる気はありませんよ…何割かは削れると思います
白城
え?どうしてですか?
黒木
黒木
その説明の前に状況を整理しましょう…。鑑識さんの話では、死因は毒殺…そしてその毒は犯人の右手と食べかけの寿司…そこにしかなかった。
白城
ええ…そうでしたね
黒木
黒木
つまりです、犯人は何かしらの方法で犯人の右手に毒をつけたと考えるのが妥当ではないですか?
白城
…確かに。寿司に毒を塗るとしたらほかの寿司に毒物がついていたとしてもいいですもんね…あれ、毒を手に食べたらその前に毒がバレるんじゃ…
黒木
黒木
そこも考えないといけないところです。けれども、犯人はまず彼に会う必要がある
白城
確かに…
黒木
黒木
刑務所が定めてる受刑者の就寝時間に部屋に入れることは少なくともないでしょう。つまり…
白城
その時間に来ていた人はそもそも犯人の可能性が極端に少ない…!
黒木
黒木
その通りです。今から警視庁に戻りそのことを踏まえて取調べをする人を限定させましょう
白城
はい…!