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第34話

間違い その7 終わりの刻
灰岐 警部
漏田!何を考えてやがる!
漏田刑事
うっせぇな…バカは黙ってろよ…いつも見ててイラついてたんだよ
灰岐 警部
なっ…!!
軽くっていうか大きなショックだったようだ…灰岐警部は俯いてた
漏田刑事
黒木さんよ…あんたの言う通りだ。毒の種類まで当てられるとは驚いたぜ
黒木
黒木
馬鹿なことはやめなさい…!
漏田刑事
動いたら脳天ぶち抜くぞ
黒木
黒木
漏田刑事
おっと…あの便利な道具は無駄だぜ。気がついてないかもしれないが俺が持ってる
黒木
黒木
何っ!?いつの間に…!
漏田刑事
ここに呼ばれた時から何とかなく嫌な予感はしたさ…。あーあ…今度は警察相手に復讐しようと思ってたのにな…
水樹警視正
漏田君…
漏田刑事
なんだ?謝ろうってのか?はっ…今更遅いんだよ!!!
灰岐 警部
漏田…お前は…
漏田刑事
そうさ…俺は初めから警察のことを調べるために刑事になったんだ。そこに達成感とかは存在しない…。…水樹、俺はあの日の出来事を忘れてない…
水樹警視正
漏田刑事
目の前で母の首吊りの遺体を見つけ…父は刑務所の中で亡くなる…それも誤認逮捕でな!!
水樹警視正
漏田君…
漏田刑事
今更何を言おうともう遅い…バカな警察のせいで…俺はあの二人を失ったんだ。幸せな家族だったのに…あんたらの過ちでそれは崩れた。そして戻ることは無い
灰岐 警部
…漏田…
漏田刑事
よく作るのは難しいけど壊すのは簡単って言うけど…まさにその通りだな。幸せは何年もかけるけど…不幸は一日で終わるもんな…
黒木
黒木
……
漏田刑事
よく見ておきな…
そう言うと彼はフックショットを持ったまま窓枠にたった…ここは7階…
黒木
黒木
!!!!馬鹿なことはやめなさい!
漏田刑事
馬鹿じゃないさ…まぁ馬鹿かもな…いつまでもないものを追いかける…馬鹿かもな
そのまま彼は背中から飛び降りた…
灰岐 警部
!!漏田ーーーーーー!!!!!
漏田刑事
…今…行くから…お父さん…お母さん…



その後の調べで、毒が若干残っていた手袋が見つかり、南アメリカの方でヤドクガエルの毒を漏田が買ったという証言も出てきた……被疑者自殺…このようなことで幕を閉じた…。マスコミもこぞって警視庁に駆け込む…
白城
……
白城はあの事件について色々考えていた…
白城
この事件は間違いで始まって…間違いで終わりましたね…
黒木
黒木
…ええ。道筋にも間違いに関することが多かった…
白城
…間違いは無くせないけど…間違いを許すことは出来なかったのかな…
黒木
黒木
…出来なかったんでしょう。…もし、この世が間違いを全部許す世界だったら…殺人は起きない…そして…探偵も要らない
白城
…ですね
黒木
黒木
間違いがあってそれを許したり許さなかったりすることがある。そのどちらもなければ人は営んでいけません
白城
…はい
黒木
黒木
ところで紅茶を買ってきて欲しいと昨日頼んだんですが、何故ルイボスティーがあるんですか?
白城
あっ!間違えました…
黒木
黒木
ふふ…大丈夫ですよ。ルイボスティーも美味しいですし…一緒に飲みましょうか
白城
はい…!
間違い Fin