早速神田兄弟は黒木のいる部屋に呼ばれた…
なんだ?とうとうこいつが犯人だってわかったのか?
なんだ?とうとうこいつが犯人だってわかったのか?
またまたハモった…互いが互いを指さしてる…
本当に…仲悪ぃな
…そう決めるのはまだ早いですよ?警部…
え?
え?
え?
え?
今度は4人がハモった…
4人でハモった…ま…まぁ話を始めましょうか。爆発テロ…指紋はあるのに犯人がわからない…不思議な事件でした
ああ…俺自身簡単に解決出来るもんだと思ってた…。
けどね…これ案外簡単なんです
へ?
どういうことだ?
まずその前に…私は神田兄弟に取り調べをしました…そこで私はとても驚きました
何がだ?
…お二人の回答がほとんど同じ内容なんですよ
えっ!?
えっ!?
またハモったがいちいち構ってられないと黒木は話を続ける…
私のした質問は二人とも全く同じ質問なんですよ?
そうだったのか…
…まぁそれだけでしたら双子だから…とかなんとか言われたりしてもまぁ不思議ではないです。それこそ同じ卵から生まれた双子ですからね…
神田兄弟は顔に焦りを見せていた…そしてチラッ…と互いのことを見てもいた…
ただ一つだけ…違う回答が帰ってきた質問があったんですよ
違う回答?
…手袋とマフラーの話ですよ
そう、それは神田元也の取調べの時のこと…
何故室内なのにマフラーと手袋を…?
それはだな、手が乾燥していてだなそれでな…
神田元也は慌てた様子で手袋に関しての言い訳を数分間も話していたのだ…
その事を黒木は灰岐に伝えた…
そりゃおかしいな…
何故こんなに回答に違いが生まれたのか…それは6つの指紋にも関係します
何?あの指紋…?
神田兄弟の焦りはさらに増していくように見えた…
ええ…人間の手の指は…5本。それが常識ですよね?
そりゃ…当たり前のことを…
では、なんで6個の指紋が着いたと思いますか?
それは…
誰かが指を上から1本出したとか…
いやだからそこ俺のセリフー、これ何回目だ…ねぇ、反応してよ…ねぇ
うるさいです
はい、ごめんなさい…
…灰岐警部、はっきり言うぞ…言葉の攻めに弱いぞ…あんた。
違いますね…もっと単純に考えてください
も…もっと単純に…?
それはですね…
神田元也に近寄り…そしていきなり左手の手袋を外した!!
!…こ…これは!!!
…そう…彼は五本指ではなく…6本指なんですよ…神田元也さん…この爆弾についた指紋は…あなたのものですね
!!!!!!!
ろ…6本指だと…!?
多指症です…
多指症…?
なんですか?それは…?
見ての通り…手や足に通常より多くの指がある状態で生まれる病気です…。所謂奇形症の1種です…。
そ…そんな病気まであるのか…
くっ…!
咄嗟に神田元也は左手を隠していた…
6本指なのバレてるのになんで…
簡単ですよ…見られるのが嫌なんです
何…?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!