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第11話

死神の助手誕生 その4 行先
あの火事の翌日…今日は土曜日、学校も休みで黒木は事務所でデスクワークをしていた。…黒木は内心安心していた、白城の姿を見ないで済むからだ…こちらから行かなければ来ることは無い…彼女は恐らく病院だろう、ひどい怪我かもしれない。けど行けなかった…間接的ではあるが父親を死に追い込んだ者がどのような顔をして会えばいいのか…分からなかったからだ。…インターホンが鳴った。…依頼だろうか、そう思い黒木は玄関の鍵を開けた…待っていたのは
白城
黒木さん…来てくれないって薄情ですね
黒木
黒木
!!!!!!白城君…病院にいるはずでは
白城
怪我はもういいの…それより来てくれませんか?
黒木
黒木
私が…ですか?
白城
ほら早く!
黒木
黒木
わっ!?
待ちきれなくなった白城は黒木の手を引っ張りどこかに連れていった…鍵?オートロックなんだよきっとw
彼女に導かれたどり着いたのは…病院の白城の部屋だ…そこでは亡くなった白城の父親の兄家族と弟家族が白城をどうするかということで言い争いをしていた。もちろん遺産はない…遺していたとしても火事で消えているだろう…つまり二家族にとって白城を引き取るということは得がないただ単に負担を増やすだけのことだった…黒木はその様子を見て言った
黒木
黒木
兄弟はやはり似るものなんですかね
白城
同感です…
どちらの家族も引取りを拒否している。黒木は、このままでは話は平行線のままだ…しかしどうするか…と考えていた、その時だった…白城が自らの意見を口走ったのは
白城
私は彼の…死神探偵の事務所に行きたいです
黒木
黒木
!!!!!!
その場にいる誰もが…黒木でさえ驚いていた。だが兄家族と弟家族はやったと言うかのように責任を黒木1人に押し付けたのだ
黒木
黒木
あのような家族とは言え他人である私に何故…
白城
今の言動を見ても分かりますよね…?私の血筋は私を望んでいないんです。そんな中にまた行ったらあの惨劇が繰り返されるだけです…そんなのもう…嫌なんです、責めて家は…安心して暮らせる場所にしたいんです
黒木
黒木
白城さん…
白城
…けど無理になんて言いません。黒木さんは永世小学校のこともある…生徒である私を引き取るのはいけないと言うのでしたら…私は…
また泣きそうな顔になっているのがわかった……頭が良いと言っても相手は小学生、怖いと植え付けられた行動・言動はもう嫌なのだ…黒木はそれをわかっていた…だからこう答えた
黒木
黒木
…白城さん、行きましょう。私の事務所に。貴方がのびのびと生きて暮らせるような…できる限りのことをしましょう。学校のことは君は心配しなくてもいい。
黒木はしゃがんで白城の頭を撫でた…
そして黒木は続けた…
黒木
黒木
できる限りのことを貴方の親の代わりとして務めましょう…白城さん…いや佳奈でいいですか?
白城
うん………ありがとう…
こうして2人は兄家族と弟家族を後ろ目に一緒に帰っていった…後に兄家族らはこう語った…"その時の佳奈の足取りは軽やかだった…2人が羨ましく見えた"…と