国見「正座」
『えっ、』
リビングに行くなりカーペットの上に正座をする英
圧がすごい
国見「早く、正座」
『あっはい』
英の圧に負け、私もカーペットの上に正座をする
国見「あなたのバカ、なんで言ってくんなかったの?ほんとは朝からずっと体調悪かったくせに」
『ごめん、私も倒れるなんて思ってなかったし、でも今はもう元気だよ?』
国見「今は一時的に熱下がってるだけであなたの場合夜にまた熱上がるじゃん」
うっ、、言い返せない……←
『っ、?!?』
英が正座したまま私に近づいて来たと思えばぴとっと英のおでこと私のおでこをくっつける
国見「やっぱり熱上がってきてる、顔も赤いし」
英の言う通り、私の顔はきっと今リンゴ状態。いくら兄弟って言っても英、顔いいからキュンってしちゃうんだよ!!!(大声)(落ち着け)
『…半分くらい英のせいだよ……』
私がそう言うと「は?」とでも言いたそうな顔をする英
この無自覚め!!!!自分の顔の良さを自覚しろ!!!!!!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!