あなたside
中学の頃は、咲のこと
苦手って言ってたのに。。
もう、嫌いじゃなくなって好きになったんだね。
私には健人が居るのに、
自然に涙が出てきた。
私には健人が居るのに。
勝利を振ったのに。。
でも、やっぱりどうしても胸が苦しくなってきて
私はもうその場所に居られなってきて、、
その場から逃げ出そうとした。
でも、、。
無理やり、涙を拭いて
健人の手を引いて帰ろうとした。
動揺を隠せない私を
満面の笑みで屋上まで手を引いてくれた。
ガチャ((屋上のドア
自分でも声にしなくちゃ、怖くて
‘‘もう大丈夫’’根拠の無いこの一言を
言い続けちゃった。
でも、そんなことは健人にお見通しで。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。