第7話

six
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2026/06/26 10:00 更新

🌷 side










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ねぇ、なおきりくん。



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なに?




珍しく真剣な顔で君が口を開いた。












なんとなく聞きたくなくて目を背けかけた。













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私と ‪”‬ うりさん ‪”‬ って
どんな関係だったの?



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……!!




言わなきゃダメかな?












ずっと隠してきたのに。












あいつはもう居ないのに、
君はそれにも気づかずにそれを聞くの、?












あまりに醜い嫉妬心が渦巻いていく。












友達?ただのクラスメイト?












嘘をついても、きっと君には気づく術もないだろう。












ここで、僕が君の恋人だったと言っても、
君は驚いても信じるだろう。












そんな純粋な心を、汚い僕が汚していいのか?











いや、良いわけがない。











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恋人でしたよ。
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二人は。




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!!
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そっかぁ、…



君はなんて言うんだろう。











思ったよりも素直に落ちた真実に君の顔もよく見れなかった。











ずっと隠していた僕を責めるだろうか。












それとも、












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その人は、今どこにいるの?



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、もう居ないよ。
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世界のどこにも。



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ぇ、




初めて見た。












君のそんな顔。












いつもの笑顔が嘘のように、
触れたら壊れそうなほど儚くて、切なげな顔だった。












こんな顔も、うりさんは見た事あるのかなぁ?












いや、無いか。












恋人のこと泣かせるようなやつじゃないし…、












いや。泣かせてるか。












現に、目の前の彼女はあいつのせいで涙目だ。












何を考えているのか分からない。













君もあいつも。











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死んじゃったってこと、?
 
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うん。
君を庇ってね。




何度も言わせないでよ。












「 君を庇ってね 」なんて言うつもり無かったはずなのに、無意識に溢れ出ていた。












まあ、これも、忘れた君が悪いんだから。












忘れたなら記憶の中のあいつより目の前の僕を見て欲しいなんて。












口が裂けても言えないんだ。












どう頑張っても僕はあいつに敵わないから。












どう頑張っても、何があっても君はあいつに恋するから。






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…、ひとりで辛かったね






なんでそんな優しい言葉が言えるの?












君を陥れようとした最低人間の僕に。












なんでそんな優しい言葉をかけてくれるの?











君は知らないでしょ。











ひとりの苦しさを。











いや、それは君も同じか。













君も今、ひとりだ。





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全部辛かった…、
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うりさんが死んだのも、
あなたの下の名前さんがうりさんを忘れちゃうことも、



そして、君が振り向いてくれないことも__




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…うりさんのこと思い出せないけど、
なおきりくんの話聞くだけで
心が温かくなる気がするの


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そっかぁ、…



やっぱりあいつには敵わない。












でも、













これでいい。













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これでよかったよね。うりさん。













空白に投げかけた言葉は返事はない。












でも、彼の笑った顔が見えた気がした。













どうせこの恋は叶わない。












君への僕の好意は無駄なのに、
彼への君の好意には価値があるなんて。











不平等だよ。












でも、人の幸せは誰かの不幸からなるものだ。












君と彼が笑うには僕が不幸になるしかない。












僕が幸せになるには、彼が君のどちらかの不幸が必要だったんだ。











僕の好意が君を泣かせたんだね。












でも、もうこれで最後にしたいんだ。












君の泣き顔なんて、もう見たくないんだ。












そして、親友を裏切ろうなんて思いたくもないんだ。












だから、

















































「 この恋は棒に振ってしまおう __ 」














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さよなら、あなたの下の名前さん(大好きな人)。






この恋は棒に振ってしまおう 。 / end






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