君を目で追うようになっていたのはいつからだっけ?
親友に「 俺の彼女!」と幸せそうに紹介された
あの日から、僕の中の何かが狂った。
柔らかいミルクティー色の髪。
碧い瞳がキラキラ輝いてる。
いつも笑顔で、優しそうなふわふわした雰囲気をまとった人。
それが第一印象だった気がする。
でも、気付けば堕ちてたんだ。
気付けば目で追うようになっていて、
ずっと笑ってて欲しいって思うようになって、
ちょっとだけ親友に嫉妬して。
恋だった。
瞬きするくらい必然的に、
呼吸をするくらい当たり前のように、
リンゴが落ちるみたいに簡単に君に堕ちていた。
僕と彼が親友だったせいで、3人でつるむことが多くなった。
いくら彼女に堕ちていると言えど、
親友の恋人を取るなんてもってのほかだった。
でも、君が笑う度、君と話す度、胸の奥が痛くなる。
この恋心は気のせいだと何度も言い聞かせた。
それなのに、どうしても君への想いは深まるばかりで冷めることを知らない。
離れたくても、あまりに2人といるのが楽しくて離れられない。
あまりに彼が大事な親友だから裏切れない。
あまりに彼女に惚れているから諦められない。
でも、この恋は嘘だ。偽りだ。
何万回も、何億回も言い聞かせた。
なのに、君が笑う度、すぐに堕ちてしまうんだ。
こんな僕ってちょろかったっけ?
そんなことを思う。
親友への羨望と彼女への愛おしさが膨らむと同時に、
ずっと、この3人で笑っていられたらいいのに。
そう感じる。
「 時間は有限だ。だからこそ価値がある。 」
誰の言葉だったか。本だったのか、誰かに聞いたのか。
覚えていないけれど、本当にその通りだと思った。
目の前で2人を見守れるだけで幸せだと思える自分もいた。
「 人の幸せを喜べる人間になりなさい 。」
これも、なんの言葉だったかなぁ。
恋人なんだから2人で行けばいいのに。
でも、楽しそうに話す2人を見ていると、
断る気にもなれない。
僕はこの2人といられるなら、恋心なんて忘れてやる。
2人に笑っていて欲しいから。
2人といるのが楽しすぎて、
当たり前という肩書きに頼りすぎていたせいで。
僕は気づけなかったんだ。
「 また明日 」なんて。
一生来ないことに____

更新お待たせ致しましたっ!
試験週間なもので2週間ほど更新頻度低いかもです🥲把握お願いします🙏
そしてそして本題!!
またまたまたまたまたまたまたまたまた!ランクインしちゃいました〜っ!
みなさん本当にいつもありがとうございます!😖💞
な、なんと10作品目にして9回目のランクイン!!更新頑張りますっ!✊🏻🔥














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。