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第32話

32
マホトside














君が手術室に入り



赤いランプがつく。


これで本当にもう会えないんだ


溢れそうなほど大きな瞳


独り占めしたい可愛い笑顔


愛おしい声


少し幼い寝顔


触ったら壊れてしわいそうな華奢な体


でも放っておくとすぐに何処かに行ってしまいそうで


閉じ込めておきたい


独り占めしたい


君と生きたか証を残したい


そう思った


初めての人


ずっとずっとそばにいて笑って欲しかった


君がいる


ただそれだけでよかったのに


これからどうやって生きていったらいいのか


わからない。



前を向くってなんなんだろう


こんなに難しかったけ?






君の前では堪えていた


涙が溢れてきた、止まらない





「オギャーっ」



生まれたんだ



新しい命が



俺と君が過ごした証



大切にするよ



君の分まで。




不安だけど




大丈夫。



君がいつでもそれから見守っているから


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yxxri
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