第15話

答え合わせ #終(仮)
1,694
2021/03/29 10:41
夢主side





















切「あなた………ごめんな」




………急に名前を呼ばれたと思ったら-ごめんな-とか言われたんだが





私の情緒がおかしくなる前にどういうことか説明して欲しい







『どういうこと…かな?』








切「あなたが、せっかく好きな人と付き合えるってなって、、

喜ばしい事なのに俺、全然喜べなくて……!」







切「こんな自己中な奴ならあなたに嫌われててもしょうがないな」





私があんまりに驚いていたからだろう

切島くんは無理やり笑顔を作ってまた「ごめんな」と繰り返す











じろちゃんの言ってた通り 見られていたんだ、
それで切島くんは勘違いを…




でも…………






優しい切島くんならそれが友達・・だとしても同じことを言うだろう



喜べない理由…はよく分からないけど、このままじゃダメだ。ちゃんと伝えないとこのまま全部終わっちゃう
『じゃあ…なんで…』











『切島くんはなんでわざわざ泣いてる私に声をかけてくれたの?



なんで一緒に出かけようなんて言ってくれたの?、



私は嬉しかったよ?、正直泣いてた時は話しかけないで欲しいとも思ったけど、それでも嬉しくなるくらいに私は

















好き…だよ』







『切島くんの言いたいことよくわかんないし、私なんかに…………恋は、難しすぎたかもしれないけど ごめんを言うのは私の方だよ






芦戸…三奈ちゃんが好きなんだよね?私は君のこと応援してるよ…』



そうやって切島くんに向けて全力で笑顔を向けた
きっと色んなことを我慢しながら言ってたせいで私の顔はぐちゃぐちゃだろう







でも
何度も言葉が詰まりそうになりながら伝えられた、これが私の嘘偽りのない真実だ











その後小さく「え…」という声が聞こえた
いつもの君からは想像出来ないくらい大きく開かれた目、そりゃ幻滅するだろう
善意で構ってあげてたらいきなり好きだとか



そんなことを彼の口から言われるのが嫌で





『いやぁ、ごめんね?急に好きだとか1人で語りっぱなしで…こんな奴と関わるの嫌かもしんないし、絶交…ってことでいいから!』




自分から距離を置いた。
実際切島くんはそう思ってないかもしれないけど、これは私のけじめってことで






切「!待っt…」






切島くんの声に被せるのように声を出す



『ごめん!!………私もう行くねッ…』




切島くんの為じゃない、これは私の為だ
私が私も守るためにこれ以上傷つかないようにするために


頭の中は罪悪感や不安に支配されそうだった





切「待てって!あなた!!」







『!!』





半ば怒鳴るように声を出す切島くんに足が動かなくなる







切「待って………………頼むから…」






そう言って腕を回して私にかぶさってくる

当たり前だけど、私の力では押し返せなそうだった





切「俺は…好きな人がいる」





そんなこと最初からわかってる…!





『知っ…てるよ、三奈ちゃんでしょ、可愛いし、愛想もいいしお似合いだと思うよ』



お似合いだとは思う、三奈が嫌いな訳でもないけど、それでも本当は認めたくはなかった








切「俺が好きなのは…案外可愛いとこがあるやつだと思う」





『ね…ねぇ。もう知ってるからさ、言わなくていいよ?』












_やめて_










切「個性の扱いも上手くて、みんなに明るいやつ」





『切島くん、聞こえてる?w
私もうわかったから…!』













_やめてよ、もう_







切「それにみんなを笑顔にすることも出来る」






『ねぇ、わかった…!わかったからもうやめてよ…!!』








こんなのはただの地獄だ、ただ抜け出したいのに体は動かず、この拷問のような時間が一刻も早く終わることを願った






































切「俺…好きだよ、あなたの事」





………え





『え。でも切島くんは…』











切「多分それ、上鳴とかから聞いたんだろ
嘘じゃねぇけど、今は本当にあなたのことが好きなんだ」




その瞬間、力が抜けたように床に座り込んだ、涙腺も崩壊してボロボロと大粒の涙をこぼす





切「あなた!?ごめん、急にこんなこと言って…大丈夫か?」






『嬉…しいの、でも涙は止まんなくて、良かった…良かったよぉ…!』






想いは、気持ちは。届いていたんだ



さっきまでが嘘のように幸せな私、でも切島くんはきずけなかったようで「え、あなんか悪ぃ!!」「ほんとに大丈夫か?」と言う声が聞こえる











2人とも鈍感だったんだ、
どちらかが素直にいえばどちらも苦しまなかったはずだった




でも今が幸せならオールオッケー!





切「ほんと、漢らしさの欠片もねぇな。俺」








『ふふw




ねぇ切島くん。』












__私に恋は難しいですか?___





切「…………今、あなたは俺を捕まえられてるだろ?じゃあ別に難しくなんてない!だろ?」



































グッダグダな物語だ
好きになった、告白の場所も綺麗な景色のスポットでもなく、保健室だった











それでもこれが私達らしい














恋なんだと思う























--------キリトリ線--------

終わり方雑w
タイトルねじ込んだ感凄いですよね、┏○ペコ



ここまで読んでくれた方にはほんとに感謝しております。

一応ここでこのお話は完結、ということになりますが皆さんはどうして欲しいですか?


サラッとアンケートだけつけたいと思うので是非ご協力お願いします…!!!



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