第14話

駆けろ、賭けろ
1,514
2021/03/27 23:56




肺が、体が、



張り裂けそうなくらい走り続けてる





教室から、職員室に至るまで、少しでも可能性のありそうな所を手当り次第探して見たけど切島くんはどこにも見当たらない





私が走ってく前に上鳴がなんか、言ってた気がするけど、余裕のない私が話を聞いてる訳ないし






さらに私は切島くんとよく一緒にいた訳でもないからどこにいるかなんて検討もつかない


『どこに…ハァ…行っちゃったの…!?』









瀬「あなた!!」







瀬呂くんがこっちに向かって腕をブンブン振っている、今にも個性で引き寄せられそうなくらい焦ってる




『瀬呂…くん!?なんでここに』




瀬「は!?上鳴から聞いてねぇ?


わりぃ、俺も今、少々疲れてるんで、単刀直入で言わせてもらうと」








__速く保健室に_



その言葉で私は瀬呂くんの来た方の道に向かって走りだした





『ありがと!!瀬呂くん!!』








上鳴が言ってたのはきっと瀬呂くんを探せってことだったんだろう




ほんとにいい仲間を持ってしまったようだ
後で何奢られるか分かったもんじゃない←





[保健室]と書かれた部屋の前で立ち止まる










何か、私の傷つくセリフでも言われたらどうしようかと少し震えつつ扉を開くと…









走り続けたせいでオレンジ色に染った保健室、



その中にベットのそばにポツンと切島くんがいた



切「え、……なんでここにあなたが…」





凄い切島くん驚いてるなぁ…



驚きながらもその場所から動こうとはしない



でもなんで切島くんが、そこにいるんだろう
あの時に好きになったのは私で、切島くんにとってははそこまで大切な場所じゃないのに





少し、少しだけ期待しながら、切島くんが何か言ってくれるのを待つ







切「…なぁ、あなた」











✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -


ヒロアカ5期来ましたね!!(?)

区切り方悪いと知りつつこのままじゃあめっちゃ伸びると踏んで切ります…ごめんちゃい←…




アンケートついたらしいのでこれ完結したらどうしたいか聞こうと思うのでその時は是非ご協力お願いします…!!



[瀬呂範太の口調が分からない]



プリ小説オーディオドラマ