あなたside
この間のデート(?)の翌日なんだけど...
『切島くん、このプリント先生が渡しとけって』
切「ん...」
切島くんが冷たいのですが!?
この間の愚行を “ばらしたくなきゃ言うとうりにしろ!“とかパシリに使われるんじゃないかと焦ってた昨日の私よ
そんなの生ぬるいぞ!!←
そんなに冷たいと流石に傷つく...
(特大ブーメラン)
まぁ、私がいつもやってる事と変わらないから私があーだこーだ言う権利はないんだけどねっ!
でもちょっと不思議なのが冷たくされてる割には今日瀬呂くんにノリで肩抱かれたときに...(?)
切「なぁ、瀬呂〜!」
瀬「ん〜?wなによ、今せっかくあなたとイチャイチャしてたのにさ〜w」
『え、なにをどうしたらそうなるnモゴモゴッ!』
切「じゃああなた!ここわかんねぇから教えてくんね?」
『え、私!?...』
瀬「いいんじゃないw?、俺よりあなたの、方がよっぽど勉強出来るし」
瀬「行ってきな!w」
『さっきまでイチャイチャとか言ってたくせに...ブツブツ』
『で、どの教科?物理は無理だからね』
切「えっと...あった!ここのとこが分かんなくて」
『あぁ、ここはね...』
と、まぁこんな感じで絡んでくるというか?
じろちゃんに相談しても、「まぁ頑張りなw」くらいしか言ってくれないし...
一体何事?......
~Noside~
上「さっきの切島面白かったな〜w」
瀬「それな!wあいつ俺が勉強出来ないって知ってるくせにあなたがいる時にわざわざ聞いてくるってww...」
お「ねぇねぇ!上鳴君たちは切島君からなんか聞いてるん?」
耳「...」
上「っ!?なんだ麗日と耳郎なのね、切島かと思って焦ったんだけど〜!」
上「別に俺らも切島からはそんな聞いてな......
あ!」
上「あ、そうだ!ずっと耳郎に言えてなかったんだけどさ、この間言った後に...」
耳「え、それほんとに言ってる!?」
お「そうなんだ!じゃああなたちゃんも、ワンチャンあるんじゃない?」
瀬「最近明らかに切島の様子が面白...おかしいと思ってたら裏でそんなことしてたのかww」
耳「でもうちらこの間言ってたこと、そのままあなたに言っちゃったじゃん、今更まだ行けるって言った所で...」
上「まぁ、大丈夫だろw」
瀬「俺らはちょうどいい塩梅であいつのことからかってるからw」
耳「それ、ほんとに気をつけてよね...」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。