第9話

冷静に [2]
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2020/12/27 06:00
あなたside







切「なぁあなた」




『な、なに?』





切「ずっと言おうと思ってたんだけど...」







これは一生関わらないでみたいな感じになる気しかしないんだけど...






切「前、あなたに怪我させちまった時のこと、まだちゃんと謝れてなかったから...」





切「ごめんな!!事故とはいえ、俺のせいで」




『え』





そんなことなの!?
安心通り越して
なんならちょっと今夢かどうか不安なんだけど!





切「あ、あの💦ずっと謝りたいと思ってたけどあなたも俺の事嫌ってる?みたいな感じでずっと言えてなかったから」




切「今更なにをって話なんだけど...」







待って話が違う方向に進んでってない!?
っていうか嫌ってるって絶対例のあれツンデレだよね、
とりあえず誤解を解かないと!





『別にそんな気にしてないけど』




切「そっか...あなたは別に気にしてない...?」













切「でもさ、ちょっと言いづらいことだと思うけど
みんなに比べて俺にだけちょっと冷たくないか?...」









やっぱりそういう風に切島くんも思ってたのか...まぁそりゃほかの男子と明らかに態度違うしね...






『......』




切「あぁごめんな!俺別に怒ってるとかそういう訳じゃなくて」



切「俺もみんなと同じ様にあなたと仲良くしたいっつーか」






なんでこんなに冷たくしてても君は離れていかないんだろうね、もう心底申し訳ないw...








『これは...



多分、治らないと思うんだ』



『でもホントに嫌ってるとかじゃなくて...
むしろその逆でボソッ…』



『ごめんね...』























切「...あぁ、もう」








切「そんな悲しそうな顔されるとこっちまで不安になるから!」



切「俺こそ分かりきったこと聞いてごめんな、あなたは誰とでも仲良いのに俺だけなんでだろうってずっと気になってて...」






『いや、全部私が悪いから、ほんとごめんね』



切「いや!話持ち出したの俺だし、こんな空気にさせてごめんなっ!」





切「んじゃ、気分転換にあそこの店でなんか美味しいもん買ってこうぜ!俺の奢りでな!( ˙罒˙ )」





本当に優しいなぁ
じゃあせっかくの機会だし...








『じゃあお言葉に甘えて、あの店で1番高いのでも頼もうかな』





切「え、あんまり高いのはパスな!?💦
靴買ってそんなにいま持ってないから」






『冗談にきまってるじゃん、全く...ww』








ちょっとずつツンデレが抜けてくといいなぁ、なんてね...








一方...


お耳「「(めっちゃイチャイチャしてる)」」


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