yourside
『はぁぁぁぁ』
今日はダメだった、あれは安全にアウトだ
…いや。今日も、か
私とじろちゃん、お茶子ちゃんも付き合ってくれて、近くのカフェで反省中
耳「ほんとにあんた…あんなんじゃ嫌われても仕方ないよ?」
『んー!私だって普通に話したいけど!!本人を目の前にすると口が勝手にー』
お「うーん…どうすればいいのかな?」
耳「どうもこうもないでしょ、あなたの意識で変えてくしかできないんだから」
…2人が真剣に考えてはくれてるし、じろちゃんの言うことはもっともなんだけど…
『っていうか、私達に着いてきてもらっちゃってごめんね
出久とかと帰りたかっただろうに』
お「んぇえ?!私は別にそんなんじゃないから!!」
真っ赤な顔で言うお茶子ちゃん、
…出久は幸せ者だね!
お「あ、そういえば聞きたいことがあったんだ!」
耳「聞きたいこと…って?」
『私達に答えられることだったらなんでも聞きなさいな!』
お「あなたちゃんて…
いつから切島くんのこと好きなの?」
『えぇ!?そ、それ聞いちゃいますか…/////』
耳「あ、麗日は知らなかったんだ
覚えてないかなぁ…前にあなたがヒーロー基礎学中に倒れたこと」
お「あ!覚えてるよ!確か上から降ってきた瓦礫で倒れたっていう…」
耳「あれをやったのが切島なのよ 」
『そ、そうそう!』
耳「んじゃ、詳しい説明はよろしくあなた」
『え、えぇー('-';)
あれは確か…』
~回想~
『うぅ…ちょっと個性使いすぎた…』
相「あんま無理すんなよ、倒れる前に休んどけ」
『了解です、相澤先生』
『仕方ない、少し休憩にするか』
切「危ねぇ!!」
『え?』
ガシャン!
相「!! 大丈夫かあなた!」
『……』
相「(出血…貧血状態のやつにこれはまずい)
俺はこいつをばぁさんの所へ連れてく!お前らは各自、怪我をしないようn」
切「先生!怪我をさせたのは俺のせいです…!!俺が連れてきます!」
相「……分かった、出来るだけ揺らさないようゆっくり運べ」
切「はい!」
~~
『という訳なのよ。まぁ、倒れた後のことは他の人に聞いた事だけど
高低差のある所でやってたから、私の不注意も原因かなーなんて』
耳「ちゃんと最後まで話なよ、
このままだと怪我させられたから好きになったみたいになるけど、いいの?w」
!?
それじゃ完全に私がMみたいじゃん!!
『よ、良くない!』
お「凄い気になる!続きは?」
『えーっと…それから』
~回想~
「ん……ここは仮眠室?何があったんだっk
!?」
切「zzz…」
なんでこんなところで寝てるの…?
というか、切島くんが私の手を握ってる!?
と、とりあえずこの手を解こう…
よし、起きてないな!
なんか
かっこ…いいな
って私なに思ってるの!?
あーもう!
切島くんには悪いけど今日の所はもう帰ろう、お礼は明日にでもすればいいや
~~
『こんな感じ…かな?』
お「そうやったんや…!なんか青春!って感じだね!」
耳「でも結局、この後まともに話せてないからね
まぁ幸い、みんなは瓦礫の件であなたが怒ったと思ってるから、重度のツンデレの発症
したと知ってるのは私達だけって訳」
結局お礼も言えなかったし、印象悪いだろうなぁ…
…あれ?私って
『ツンデレ…なの?』
耳お「「絶対そうだよ」」
お「うーん…そういえばツンデレになっちゃう対策思いついてないよねー」
耳「実際、切島はあなたのことどう思ってるんだろうね。それによって対策とかも変わるんじゃない?」
お「あ!確かに!!
どうにか知る方法は…… あ!!」
お「上鳴くんに協力してもらおうよ!」
耳「え」
『調べるという点では気が乗らないが上鳴なら一石二鳥じゃん!なんたって上鳴はあのじろちゃn』
耳「目と耳…どっちから刺してほしい?」
『ゴメンナサイ、
じゃ、じゃあそれはじろちゃんが頼んでおいて!よろしく〜』
耳「え、なんで私が…」
『まぁまぁこれもヒーローを目指す為の大事な一歩だから!お願い!!』
耳「いいけどさ…『じゃあ決定!』」
上鳴とじろちゃん、なんとなく両思いなんじゃないかと何となく思ってるけどこれでより面白い展開になるかもしれない…(^q^)
耳「あくまで切島を調査するためだからね」
『その言い方はちょっとダメージがw』
お「耳郎ちゃん!頑張ってね!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。