あれから皆が出ていって
汐恩の家で帰りを待ってるんだけど…
だってもう夜の10時だよ?
かれこれ朝9時に出ていったんだ時間がかかりすぎた
ガチャッ
私は急いで扉の方に駆け寄る
そうやって頭を撫でてくれる
なんて続々家に入ってくるjo1だけど
その顔や体には沢山傷があった
きっと戦いだったんだなって事はすぐに分かった
でもるっくんと汐恩だけは中々入ってこない
どうしたんだろう、、汐恩……るっくん……
賑やかな汐恩とるっくん
汐恩はるっくんの肩に手を通し寄りかかるように歩いていた
いやいや笑い事じゃないから
無事だったことが何より嬉しくて
目頭が熱くなった
私は汐恩に抱きついた
離れた私の腕を引っ張りまた抱きしめてくれる汐恩
何だろうね、汐恩からとても優しい匂いがする
私は急いでみんなの元へ向かった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈first story end
~第1章終了~
「ねぇ俺じゃダメ?」
「やっぱ諦められない、俺あなたが好き」
「ふはっあなたかわいい」
「あなた好きやで、」
「誰にも渡さんから」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈貴方は誰の手をとるの?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!