第20話

お迎え
483
2020/11/29 20:00
(なまえ)
あなた
光くん。ちょっと来て。
佐藤光
佐藤光
なに?
(なまえ)
あなた
今日はお迎え以外に外に出ないでほしいの。
佐藤光
佐藤光
なんで?
(なまえ)
あなた
危ないから。怪我させるわけにはいかないし。
佐藤光
佐藤光
怪我?
(なまえ)
あなた
そう。だから外には出ないで。
怪我させちゃったら私には責任が取れない。
佐藤光
佐藤光
わ、わかった。
(なまえ)
あなた
佐藤さんも、申し訳ないですが今日はなるべく外には出ないでください。
佐藤寿也
佐藤寿也
わかった。
(なまえ)
あなた
それと、佐藤さん。これ持っててください。
私が佐藤さんに渡したのは、
佐藤寿也
佐藤寿也
スタンガン?
(なまえ)
あなた
そうです。あいつ(パパ)はどこで刃物出すか、持ってるかわからないし、、、、万が一のことを思って渡しておきます。
(なまえ)
あなた
出るとしても必ず周りを確認してください。
一応PCで家の監視カメラ(外)の映像は見れるので、異常がなければ出れると思います。
(なまえ)
あなた
でも、家の周りにいなくても、近くの公園とかにいるかも知れません。気をつけてください。
佐藤寿也
佐藤寿也
わかったよ。
佐藤光
佐藤光
うん。わかった。
(なまえ)
あなた
父が迷惑かけてすみません。
佐藤寿也
佐藤寿也
大丈夫。あんまり気にしないの!あなたちゃんは悪くないんだから。
佐藤光
佐藤光
でもなんで出たらダメなの?
(なまえ)
あなた
私のお父さんは一回刑務所入ってるのよ。
佐藤光
佐藤光
なんで?
(なまえ)
あなた
殺人で。お母さんを殺したの。私を施設に放り込んで。
佐藤光
佐藤光
殺人、、、、
(なまえ)
あなた
で、私を施設に放り込んだ理由が、私がいると教育費とか食費とかでお金がかかるから。で、私がいなくなって余るお金をギャンブルで全部使って負けて帰ってきてイライラしてお母さんをめった刺しにして殺したのよ。
佐藤光
佐藤光
なにそれ、、、、ひどい、、、、
(なまえ)
あなた
光くん、佐藤さん、すみません。こんな暗い話して。
あと、光くん。誰にも言わないで。このこと。
佐藤光
佐藤光
わ、わかった。
_____________

そして夜
ピーンポーン
(なまえ)
あなた
はい。
佐藤光
佐藤光
あ!ママだ!
光ママ
光ママ
どうも。こんばんは。
(なまえ)
あなた
こんばんは。はじめまして。
光ママ
光ママ
2日間、光と旦那(離婚してるけど)を泊めてもらってありがとうございます。
佐藤光
佐藤光
ママ〜!!
光ママ
光ママ
おいで、光。
光ママ
光ママ
おかげで仕事が片付いたわ。
本当にありがとう。
(なまえ)
あなた
いえいえ(・∀・)
こっちとしては寂しさが紛れたし、何より楽しかったので良かったです。
光ママ
光ママ
そう(*^^*)
光ママ
光ママ
じゃあ光帰ろうか。ほら、パパにバイバイして。
佐藤光
佐藤光
ばいばーい。また今度ねパパ〜。
あなたちゃんもまた明日。
(なまえ)
あなた
バイバイ(*^^*)
佐藤寿也
佐藤寿也
じゃ、僕も帰ろうかな。
光の面倒見てくれてありがとう。
佐藤寿也
佐藤寿也
じゃ、お邪魔しました。
バイバイ(^_^)/~
佐藤さんは歩きながら手を振ってくれた。
(なまえ)
あなた
(キュン)さ、さようなら。m(_ _)m
_____

楽しかったなー。
あいつが来なかったらもっと楽しかっただろうけど。

光くんが「ママー」って言いながら駆けつけるの可愛かったな。

このお泊り?で気づいたことがあった。


やっぱり光くんが好き。
大好き。

光くんと一緒にいたい。

でも、光くんは今日のことで私のことを嫌いになったかもしれない。
明日学校に行ったらまた黒板に
「あなたは殺人者の娘」
って書かれるんだろうか…


光くんはこんな殺人者の娘の私のこと、、、、、













       『どう思ってるんだろ』
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光視点


あなたちゃんのいえ初めて泊まった。
というか、女子の家に初めて泊まった。

やっぱりあなたちゃんが好き。
もうちょっと泊まりたかったな。

あなたちゃんのお父さんが殺人者だろうがなんだろうが関係ない。
あなたちゃんはいい子なんだ。
面倒見が良くて優しくて、、、、、、

そんなあなたちゃんが好きだ。




あなたちゃんは僕のこと、、、、、、










      『どう思ってるんだろ。』
________________

小学生編は以上で終了となります!

次は中学生編ですよ!

1時間後くらいにまた小説が投稿されるのですが、そこでは光が転校するところから、小学生編の最終回までざっくりまとめたものが投稿されます。

それの次が、中学生編です。



今後ともこの小説をよろしくおねがいします。

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