玲於が警告してもなかなか離してくれない
腕を握ってる力が半端なく強かった
その言葉にびっくりしたのか
その男はあっさり私の腕から手を離した
離した振動で私は床に手をついた
玲於が私の荷物を持ってくれて
そっと手を繋いでくれた
さっきまで怖くてしかたなかったのに
玲於のおかけでまた笑えた
そんなこんなで着いた
また誰もいない部屋に二人きり
おにいは後から来るって
すぐに冷やすものを持ってきてくれた
玲於は心配そうな顔してる
いつまでこの茶番やるの笑
コンコンッ
ガチャン
その時おにいが入ってきた
そしてお弁当も全部食べてくれた
先におにいは仕事に戻ったから
また玲於と少し話す時間が取れた
腕の様子を見る玲於
また時間を忘れて話してた二人
私は荷物をまとめて、それを方に背負った
私は心配にそうに見つめる玲於にそう言った
チュッ
私はそっと玲於のほっぺにキスをした
そう言って私は部屋を出た
私も少し照れたけど
それより、少し動揺してる玲於が可愛かった
このキスは心配ないよの意味も込めて
それ以前の意味はわかるよね
再びタクシーに乗ってあなたは家に戻った
お互いの頬は少しだけ赤く染まった瞬間だった
次回、最終話になります🐤
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます☺️
最終話もお見逃しなくっ!! 作者☺️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。