第38話

#37
563
2021/08/17 01:08
それから数時間後、おにいが帰ってきた
川村壱馬
川村壱馬
ただいま~
花巻あなた
花巻あなた
おかえり~
なんとなく安心するこの声と
なんとなく安心するこの香り
花巻あなた
花巻あなた
疲れた?
川村壱馬
川村壱馬
疲れた笑
花巻あなた
花巻あなた
お風呂沸いてるから先に入ってきなよ👍
川村壱馬
川村壱馬
ホンマ?
花巻あなた
花巻あなた
ホンマやで😉笑
川村壱馬
川村壱馬
なんか新鮮やなあなたの関西弁笑
花巻あなた
花巻あなた
あんま喋ったことないかもね笑
川村壱馬
川村壱馬
初めてやない?
花巻あなた
花巻あなた
いや、初めてではない気がする笑
川村壱馬
川村壱馬
あー、なんかこの前言ってたな笑
花巻あなた
花巻あなた
たぶんね笑
川村壱馬
川村壱馬
笑笑
花巻あなた
花巻あなた
早く入ってこい笑
川村壱馬
川村壱馬
はーい笑
笑いながらお風呂場へ向かうおにいを
私も笑いながら、私はリビングへ向かった




…あれ…なんか…
急に目の前が歪み出した
花巻あなた
花巻あなた
あれ…なにこれっ、…
私このまま倒れちゃったりするのかな…
そう思うと、すごく怖くなってきた
でも目の前が歪むだけで
頭が痛いとか
胸が痛いとか
そんなことはなかった
数分経って、気付いたらそれは自然と治まってた
川村壱馬
川村壱馬
あなた?
花巻あなた
花巻あなた
…ふぅ…
川村壱馬
川村壱馬
あなた?
川村壱馬
川村壱馬
あなたー?
花巻あなた
花巻あなた
ん?えっ?あっ、なに?
川村壱馬
川村壱馬
なにって笑
こっちが聞きたいんやけど笑
花巻あなた
花巻あなた
あっごめん笑
川村壱馬
川村壱馬
全然いいけど笑
川村壱馬
川村壱馬
どうかした?
花巻あなた
花巻あなた
ううん、ちょっとボーッとしてただけ
川村壱馬
川村壱馬
そっか
川村壱馬
川村壱馬
大丈夫?
花巻あなた
花巻あなた
元気元気笑
川村壱馬
川村壱馬
見ればわかるわ笑
花巻あなた
花巻あなた
笑笑
川村壱馬
川村壱馬
笑笑
川村壱馬
川村壱馬
あっそうや
花巻あなた
花巻あなた
んー?
川村壱馬
川村壱馬
俺のTシャツ一枚どこいった?
花巻あなた
花巻あなた
あっ、それはね、
花巻あなた
花巻あなた
今日玲於くんに貸したの
川村壱馬
川村壱馬
玲於さんに?
花巻あなた
花巻あなた
色々あって、服濡れちゃったから、私が玲於くんの服を預かって選択して返すから、それまでおにいの服を…ね?怒んないよね…?
川村壱馬
川村壱馬
笑笑
川村壱馬
川村壱馬
怒るわけないやん笑
花巻あなた
花巻あなた
よかった笑
川村壱馬
川村壱馬
なんや笑
玲於さんと水浴びでもしたんか?笑
花巻あなた
花巻あなた
違うわ!笑
川村壱馬
川村壱馬
笑笑笑笑
花巻あなた
花巻あなた
もうおにいのバカ笑
川村壱馬
川村壱馬
お、今バカって言ったな?笑
花巻あなた
花巻あなた
え?あ、それは、あ、その…
おにいがゆっくり私に近づく
花巻あなた
花巻あなた
おおおおお…
花巻あなた
花巻あなた
なに笑
すると
ペチンッ
おにいが私に軽いデコピンをしてきた
花巻あなた
花巻あなた
いた!?
川村壱馬
川村壱馬
どこも壊れてなさそうだわ笑
花巻あなた
花巻あなた
はー?!
川村壱馬
川村壱馬
笑笑
川村壱馬
川村壱馬
異常なし笑
花巻あなた
花巻あなた
おいこら笑
川村壱馬
川村壱馬
な、なんや笑
花巻あなた
花巻あなた
覚えてろよ…笑
川村壱馬
川村壱馬
あーこわいこわいー笑
花巻あなた
花巻あなた
もー!!!
川村壱馬
川村壱馬
うるさいうるさい笑
花巻あなた
花巻あなた
笑笑
それからご飯も食べて
食後のアイスを食べながらソファーでゆったりとしていた
川村壱馬
川村壱馬
なぁあなた
花巻あなた
花巻あなた
ん?どしたの?
川村壱馬
川村壱馬
さっき思い出したんやけどさ
花巻あなた
花巻あなた
なにを?
川村壱馬
川村壱馬
ちっちゃい頃のあなた
花巻あなた
花巻あなた
おにいのとこ来てすぐの時?
川村壱馬
川村壱馬
そうそう
花巻あなた
花巻あなた
なに思い出したの?
川村壱馬
川村壱馬
すっごい怖がってやん、あなた
花巻あなた
花巻あなた
あっうん
川村壱馬
川村壱馬
でも今では冗談も言い合える仲だし
川村壱馬
川村壱馬
すっかり大人になったなってことよ笑
おにいが笑いながら私の頭をポンポンとした
花巻あなた
花巻あなた
それだけ?笑
川村壱馬
川村壱馬
それだけ笑
花巻あなた
花巻あなた
なんなん笑
花巻あなた
花巻あなた
なんか重い話かと思ったわ笑
川村壱馬
川村壱馬
ちょっとそんな空気間を出しつつも?笑
花巻あなた
花巻あなた
うっざい笑
川村壱馬
川村壱馬
あ、なんか兄妹喧嘩始まりそう?笑
花巻あなた
花巻あなた
やります?笑
川村壱馬
川村壱馬
明日も早いので寝ます☺️笑
するとおにいは小走りで逃げるように自分の部屋へと入っていった
花巻あなた
花巻あなた
おい!笑
川村壱馬
川村壱馬
笑笑
花巻あなた
花巻あなた
もう笑
それから数十分経って、私も眠くなってきたなら自分のベッドに入った
んー、暖かい布団
いつか横に玲於くんが寝る日でも来るのかな
そんなこと想像したらニヤけてた私
もうやだ笑
今が幸せすぎて
ちょっと怖いくらいだけど
この幸せが終わらないように
この幸せを失わないように
玲於くんを愛していたい



気付いたら、夢の中で玲於くんと笑ってて、


また気付いたら、大音量の目覚ましに起こされた


リビングに行くと「行ってくる」の置き手紙があった
「いってらっしゃーい」
なんて呟いてもみた
おにいも忙しいんだね
体調崩さないでほしいな
今日玲於くんもお仕事だよね
一言、メッセージ送ろうかな
花巻あなた
花巻あなた
「玲於くんおはよう☺️
昨日はほんとに楽しかった🎶
まぁ途中色々とあったけど、ありがとうね笑
今日はお仕事がんばってね」



そう送った



だけど…


そのメッセージに既読はつかなかった




一時間おきに確認しても
 

確認しても



既読になってくれなかった



大丈夫


きっと大丈夫


玲於くんは忙しいスーパースターだもん


こんなことでいちいち心配してたら
だめだもん


ね…
















それから夜になって、やっと既読がついたけど、
返信が来なかった




そして昨日みたいにおにいが帰ってくる




川村壱馬
川村壱馬
ただいま~
花巻あなた
花巻あなた
おかえりおにい
川村壱馬
川村壱馬
おう
川村壱馬
川村壱馬
なんか変、どっか具合でも悪い?
すぐに心配してくれるおにいには
あんまり話したくなかった
花巻あなた
花巻あなた
そう?なんでもないよ
川村壱馬
川村壱馬
そっか
川村壱馬
川村壱馬
なんかあったらすぐ言えよ?
花巻あなた
花巻あなた
うん☺️
花巻あなた
花巻あなた
あっお風呂沸いてるよ
川村壱馬
川村壱馬
ありがと!
花巻あなた
花巻あなた
👋
川村壱馬
川村壱馬
👋
 
昨日と同じ、デジャブみたい


一人でも誰かに満たされていないだけで
こんなに孤独を感じたのは初めて

きっと忙しいんだ、連絡も取れないほど

私はそう信じて、数日を過ごした

プリ小説オーディオドラマ