はぁ、疲れた…笑
東京に着きました
いよいよ、待ちに待った日
おにいや玲於くんに会える
荷物を背負って、
なにも連絡せずに私は事務所に向かった
トコトコトコトコッ
受付の人に「どちら様でしょうか?」って聞かれたから
「花巻あなた」言おうと思ったら
花巻さんですね!って笑
玲於くんのいるところ教えてくれた
トコトコトコトコッ
あー久しぶりに来たなぁ
なんか奥から笑い声が聞こえる
うん、聞こえるの
あっ、いた笑
私は勢いよくおにいのことを呼んだ
うまく喋れてへんし笑
するとおにいは強く私を抱きしめた
それからおにいと少し話して
玲於くんの帰りを待った
すると笑い声が聞こえた
きっとみんなで帰ってきたんだね
私は通路に飛び出して、目の前に見えるように立った
お、気付いたね
私は大声で玲於くんの名前を呼んだ
そして手を振った
玲於はあなたのもとに走っていった
ドンドンドンドンドンドンドンッ!!
玲於くんも私を抱きしめてくれた
玲於くんは私をもう一度抱きしめてくれた
私も抱きしめ返した
突然のことでちょっと照れた
驚いた
遠くから見てたおにいもこっちに来た
がんばってるおにいはかっこいいよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。