2月で雪が積もっているだけあってやはり寒い。
待たせては行けないと少し早歩きになった。
体育館裏で待ってる姿が見えた。
小走りになる。
かいせーの前まで来た。
緊張がやばい。
と言いながら勢いでチョコの入った袋を渡す。
かいせいのおかげで緊張が溶けた。
私は告白する勇気はなかったのでじゃあねと言おうとした瞬間。
私はドキドキと言うか普段からは想像の出来ない快星の真剣な眼差しに怖い感情が少し産まれた。
(歌恋)なんだろう…😥
快星は少し黙り込んだ。
(歌恋)え?え??
私はパニックになった。
私は焦りながらも顔が熱くなる。
かいせーが珍しく照れている。
私は言えるか不安だったけれどしっかりと気持ちを伝えることが出来たことで、とても安心と喜びの感情が湧いてきた。
緊張した雰囲気から段々笑い話へと変わってしまっていたが、私はかいせーとこんなくだらない会話ができるのもとても嬉しかった。そして楽しかった。
私は嬉しくて嬉しくてニヤケが止まらなかった。
こうして私達は両思いになったと同時に付き合えた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。