朝起きると外には雪が積もっていた。
近所の小学生は元気よく雪遊びをしている。
私は重い体を起こしてぐんと背伸びをして見せる。
フワフワのパジャマから私服に着替えて準備をする。
私は腕まくりしてキッチンに立つ。
緊張する胸を撫で下ろして材料や道具を出す。
独り言を言いながら黙々と作業を進めていく。
昨日と同じ手順で少し慣れたかのように昨日よりはすんなりと作業が進んでいった。
私は1回部屋に戻りラッピングやカードなどをしたに持ってきた。
あげる友達のラッピングやメッセージカードを並べる。
そしてその裏に1人1人一言ずつ簡単にメッセージを書いていく。
なぜか急に恥ずかしくなって顔が熱くなる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。