とにかく、出来ればどんな状況なのか説明して欲しい。
俺は、変な世界に連れられてきたあげく、変な世界の入学式に巻き込まれている。
こんなことになる数時間前、俺は.....
【数時間前】
『く、口止めするんで!!ど、どうかお許しくださいい!!』
いつも通りだ
今日は口止めをする予定があって、それもいつもより早く終わっただけ。
なんでもない俺の当たり前の日常
ちょっと早めだったから、バスの時間になるまでに、カフェによった。
時間になる前にバス停のベンチに座って、いつも時間に余裕をもってバスを待つ。
俺の家は、ずーっと先の山の中にあって、
バスで1時間半は当たり前。
『おう!じゃあ、出発するぜ!』
と、いつも通りの運転士のおじさんは笑顔でそう言った
俺は鼻歌を歌って、ガラガラのバスに乗り込んだ
ここは田舎だから、街におりても、ずっとのどかな場所だ。
ほんとに、たまたまで、今日はいつも聞く音楽を聞かなかった。
イヤホンを忘れたから。
どんだけ、ガラガラでも、俺だけしかいなくても、
バスでイヤホンも付けずに音楽を聞くのは迷惑だ
俺は、ゆっくりと眠りに落ちた。
その時に、変な夢を見た気がするんだ。
黒い馬車が俺の目の前に現れて、
俺は、その馬車に乗って......
乗って....?
俺は、黒い人に言われるまま、謎の鏡の前に立った
知らない場所に、
知らない人。
知らない服に、
知らない生き物。
ごちゃごちゃだ。
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