けっこー飛ばします 笑 by作者
あなたside
今日は、WESTとKINGと撮影。
演技できるかなぁ…?
カメラマン「あなたちゃん、もーちょっと右ね〜」
『あ、は〜い((右にずれる』
真由「…邪魔((ボソッ」
ドンッ
『わっ!』
誰かに押された気がした。
まぁ、きっと、滝川真由なんだけどさ。
廉「おっと!大丈夫か?」
『…ありがと!大丈夫だから!』
廉「お、おう…?」
気づかれないようにしなくっちゃ。
私が我慢すればいい話。
そうすれば、何もかもが完璧に終わる。
カメラマン「はい、お疲れ〜」
全員「お疲れ様で〜す」
やっと終わった…。
真由「あなたちゃぁん!
ちょっといいですかぁ?」
『…うん!』
紫耀「…」
流星「…」
しげ「…」
大丈夫。大丈夫。我慢すれば大丈夫。
廊下に連れてこられた。
真由の手に握られているのは、カッターだった。
真由「…ほんっとにさ!
あんた目障りなんだけど?」
『…そっか』
真由「いつになったら消えてくれんの?」
『いつだろ。もうすぐかな』
真由「それならいいんだけどさ」
『よかったね』
真由「うん!すっごい良かったわ!笑笑」
『あ、うちがいなくなってもこれだけは約束して?』
真由「は?」
『WESTは絶対に傷つけんといて』
真由「…ははっ!笑笑
え、なに??
裏切られてるWESTの心配すんの?笑笑
頭正気?笑笑」
『…まぁ、ほんまおかしいと思うよね 笑
自分でも思うし 笑笑
でも、これがうちの本音だから』
真由「へー。まぁ、WESTを傷つけるか
どうかはあんたしだいだよね」
そう言い滝川真由は自分の腕に
カッターを切りつけた。
真由「きゃーーー!!」
望「真由?!?!」
神ちゃん「どしたん?!」
濵ちゃん「うわっ!どしたん?!腕!!!」
真由「あなたちゃんにぃ(泣)
さっさとWESTやめろって言われてぇ(泣)」
照史「うわっ。サイテーやな」
望「それな!!」
大丈夫だいじょ…。
もう…やだ…。
廉「…あなた、?」
海人「あなた…」
『…そーだよ?うちがやったんや!』
廉「…は?」
海人「え?」
『…だから〜!うちが真由ちゃんを
傷つけたんよ!!笑笑』
望「お前、最低な奴やったんやな」
神ちゃん「もう、お前と一緒に仕事したないわ」
『…ッ。いいよ?別に。もうやめるし』
廉「…」
海人「…」
『うちがいなくなれば、みんなスッキリするもんな!
ええよ!みんなの望み叶えたるわ!』
そう言ってうちは屋上に走ってった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。