紫耀side
…あなたが一向に目覚まさへん…。
どどどどどどどしましょ。
『…なぁ。あなた。起きてや…』
俺はあなたの手をギュッと握った。
あなた「…」
病室に響くのは、ピッピッピッピッという音だけ。
『命に別状はないって言っとったから
ええんやけど…』
あなた「ん…」
『…あなた?!?!?!?!』
あなた「…うるさっ」
『あ、すんまへん(´・ω・)』
あなた「…ええよ 笑」
『大丈夫か??』
あなた「ちょっと腰が痛むけど
平気やで((ニコッ」
『…そか((ニコッ
あ!流星くんに連絡せな!!』
あなた「あ!ええよええよ!
流星、今オカンのお手伝いしてるみたいやし」
『でも…』
あなた「うちと紫耀の2人だけの秘密な?」
『…わかった((ニコッ』
もう重岡くん知っちゃっとるけどな 笑
『てか、なんで痣だらけになってん?』
あなた「…も、物が落ちてきてね!」
『周り、何もなかったで?』
あなた「…」
嘘つくの下手くそやな 笑笑
『…あ!そーいやな。
駅前に新しいケーキ屋さんが出来たねん!
退院したら食べに行かん?』
あなた「…行く!((ニコッ」
『じゃあ、決まりやな 笑』
あなた「ふふっ 笑笑」
プルルルルルルルル
あなた「誰の??」
『あ、俺や』
あなた「??」
『はい、もしもし?』
廉「紫耀ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!」
『うるさっ』
あなた「声デカ 笑笑」
『なんや』
廉「少クラのリハ!!」
『あ』
あなた「ん?」
廉「何しとん!もーすぐ始まるで!!」
『でもでもWESTは?』
廉「KINGだけのリハ!!」
『まじっすか!』
廉「まじやで!!早よ来いぃぃぃぃ!!」
『へ〜い 笑』
『すまん、あなた!!
少クラのリハがあんの忘れとった!』
あなた「あ、そーなん?WEST…」
『あ、KINGだけやって』
あなた「そっか」
『ほんじゃ、俺帰るな!』
あなた「おん!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。