あなたside
流星の撮影が終わるまで待っとって、
2人で帰った。
流星「今日も疲れたな〜」
『やんな〜。クタクタや』
流星「お疲れ様ww」
『んふふw
あ、なんかポストに入っとる』
そこには、1通の手紙があった。
『…? ((ガサッ』
「姫へ
お元気ですか、?
こちらはすごく元気です。
いっつも楽屋はうるさくて 笑
最近、菊池がウザ絡みしてくるんですよ。
あのツンデレな菊池がですよ? 笑
まぁ、こっちは変わりなくやっています。
姫は大丈夫ですか?
たまにはみんなで楽屋に遊びに来てくださいね?
ちびーずが待ちくたびれていますよ 笑
あなたの王子、中島健人」
『…((プルルルルル』
うちは、無言で電話を掛けた。
?「はい?」
『何の用なん?』
?「こっちのセリフですけど 笑」
『あっそ。じゃあええわ』
?「あ〜、はいはい!
ちょっ待ってて」
『ん』
?「は〜い?
菊池から変わりました〜。
あなたの王子様の中島です」
『((スルー
あの手紙どしたん?』
健人「深い意味はないですね、はい」
『…なんかあったんやろ』
健人「…それ、こっちのセリフww」
『…』
健人「…楽屋来たい?」
『…うん』
健人「え、なに。デレ期?」
『は?』
健人「なんでもないっす。
じゃあ、おいで」
『あ、流星も来る』
健人「ん、りょーかい」
流星「俺も行くん?ww」
『あ、ダメやった?』
流星「いや、ええけどw」
『ほな、行こ』
流星「ん。」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。