第26話
私の過去
私は昔から、内面が空っぽの人間だった__________
いつもそう言うが、内心は、そんなこと思ってもいなかった
別に、外面を褒められても嬉しくなかった
『綺麗だね』とか、『成績がいいね』とか、みんな外面について誉めた
今思えば、闇アリスとは真逆の悩みだったかもしれない
私は、内面を褒められず、闇アリスは、外面で嫌われた
そんな私がルビィにあったのは、学校からの下校途中だった
どこからか悲しそうな声がして、見回すと、白ネコみたいなのが悲しそうな顔をしていた。
すると白ネコはこくり、と頷いた。
白ネコがパァアアア!!と顔を輝かせる。
ルビィはオッドアイで、とても綺麗な目をしていた
それからはずっとルビィと一緒にいた
すると、一人でいるのが怖くなくなった
雷は、相変わらずだけど。
でも、私の心の闇は消えなかった
そんな時に寮長と出会った
最初は意味のわからない変な人だと思ったけれど、今じゃとても頼れて、心を許せる人になっている
私は、リドル寮長が大好きだ・・・・!!